松下、真空管搭載のMP3対応カーオーディオなど13モデル
―MDプレーヤー搭載機は全機種MDLPに対応


BTUBE
4月10日より順次発売

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 松下通信工業株式会社は、真空管を内蔵した2DINのCDレシーバーをはじめ、カーオーディオ製品13モデルを4月10日より順次発売する。標準価格と発売時期は下表の通り。

品番 品名 標準価格 発売予定日
CQ-TX5500D CDレシーバー BTUBE/ビー・フラット・チューブ 105,000円 4月10日
CQ-VX4200D インテグレーテッドCD・MD・DSPレシーバー 63,000円 7月1日
CQ-VX3200D インテグレーテッドCD・MD・DSPレシーバー 予想市場価格
4万円前後
7月1日
CQ-MRX602D アクティブディスプレイMD・CD・DSPサウンドステーション 94,500円 5月15日
CQ-DFX972D アクティブディスプレイCDサウンドステーション 52,500円 4月10日
CQ-DFX572D アクティブディスプレイCDサウンドステーション 44,800円 4月10日
CQ-DVR592D アクティブディスプレイDVDサウンドステーション 94,500円 4月10日
CX-DVP292D DVD-VIDEOプレーヤー 63,000円 4月10日
CY-TVD9200D 7V型ワイドインダッシュTV/DVD-VIDEOプレーヤー 210,000円 7月1日
CY-TV7200D 7V型ワイドインダッシュTV 94,500円 6月1日
CQ-AV7000LTD AVネットワークステーション 188,000円 7月1日
CA-TU9200D マルチチャンネルAVマスターユニット 82,000円 5月10日
CA-TU7200D AVマスターユニット 42,000円 5月10日


■ CQ-TX5500D

 同社のB(ビー・フラット)シリーズの新モデル。CDプレーヤー、AM/FMチューナ、最大出力45W×4chのアンプを内蔵した2DINのユニットで、D/Aコンバータのバッファ部に真空管を採用したのが最大の特徴。車載用に選別された製品を使用し、ホールド性の高い専用ソケットを開発した。再生音は「まろやかで伸びのある高音、奥行き感のある豊かな低音」としている。

 CDプレーヤー部は、CD-R/RWの再生に対応するほか、MP3の再生もサポート。VBR記録のファイルに対応し、ビットレートは32~256kbpsの再生が行なえる。

 また、前モデル同様、電極のセパレータ部に竹繊維を混ぜたという「竹コンデンサ」をLR独立電源部に採用し、「低ノイズでレスポンスのよい音を再生する」としている。カップリングコンデンサにも音響用のものを採用している。

 前面パネルはアルミ削り出しで、2基のアナログメーターと真空管を前面に出したデザインを採用。操作ダイヤルなどを多数備えており、高級感にこだわったという。


■ CQ-VX4200D/VX3200D

CQ-VX4200D CQ-VX3200D
 CDプレーヤー、MDプレーヤー、AM/FMチューナ、4chアンプ、DSPを一体化したシリーズで、サイズは2DIN。全機種ともMD部はMDLPに対応し、グループ機能も使用できる。また、ATRACのデコードを24bitで行なうため「原音により近い微妙なニュアンスまで再現する」としている。また、CD部はCD-R/RWの再生やMP3ファイルの再生に対応し、ID3タグの表示もサポートする。

 CQ-VX4200Dは、最大出力45W×4chのアンプを搭載した上位モデル。表示パネルには、奥行き感があり立体的に表示するという「2層FLディスプレイ」を搭載している。

 DSP部は「ライブハウス」、「コンサートホール」、「ジャズクラブ」、「スタジアム」、「ディスコ」、「ボーカル」、「シネマ」の7モードを選択可能。また、サブウーファがなくても重低音が楽しめるという「スーパーダイナミック・バス・ブースト(S.D.B.B)」や、リアスピーカーをサブウーファとして使用する「スーパー・ベース・コントロール・サブウーファー(SBC・SW)」も利用できる。

 CQ-VX3200Dは、VX4200Dのアンプを41W×4chに変更し、階調を細かく再現するという「グラデーションFLディスプレイ」を表示パネルに採用した下位モデル。その他の仕様はVX4200Dを踏襲するが、MP3ファイルの再生機能は省略されている。


■ CQ-MRX602D

CQ-MRX602D
 CDプレーヤー、MDプレーヤー、DSP、4chアンプを一体化した1DINモデル。VXシリーズ同様、MD部は24bit再生が可能で、CD部はCD-R/RWの再生に対応。ただし、MP3ファイルの再生は行なえない。

 アンプ部の最大出力は45W×4chで、増幅素子にはMOS-FETを採用。前面には大型のロータリーボリュームや、4階調表示で立体的な表示が可能という「3DDMディスプレイ」を備える。また、2Vの「ハイボルテージプリアウト」を装備し、ノイズの低減やメインアンプの増幅率低下を図っている。

 そのほか、カーナビゲーションと組み合わせた時に便利な「ナビミュート」機能を搭載。ルート案内時にオーディオの音量を自動的に下げられるほか、TV音声をステレオで楽しめるAUX端子も装備している。


■ CQ-DFX972D/572D

CQ-DFX972D

 MDプレーヤーを内蔵していない1DINのCDレシーバで、CDプレーヤー、AM/FMチューナ、4chアンプで構成。CD部はMP3の再生をサポートしている。アンプ部はMOS-FETの最大出力50W×4ch。出力には、AUX端子やハイボルテージプリアウトを備えている。

 音質補正機能として、4スピーカーだけ重低音が楽しめるという「S-HDB(スーパー・ハイディフィニッション・バス)」を搭載している。これは「BOOMモード」と「TIGHT」モードを切り換えることで低音の切れや迫力を調節できるという機能。BOOMモードは80Hzと10kHzを強調し、TIGHTモードは80Hzを中程度に抑え、10kHzを強調する。

CQ-DFX572D
 DFX972Dは、ディスプレイに「3DDMディスプレイ」を採用し、ハイボルテージプリアウトの電圧を5Vとしたモデル。DFX572Dは、ディスプレイが「ブルーイルミネーション」、ハイボルテージプリアウトが2.5Vとなっている。その他の仕様はほぼ同等となる。


 


■ CQ-DVR592D/CX-DVP292D

CQ-DVR592D
 1DINのDVDレシーバで、DVDビデオのほか、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RW、MP3の再生も可能。ID3タグの表示もサポートしている。また、両機種とも光デジタル出力端子を備えており、DVDビデオの5.1ch音声を出力できる。ドルビーデジタルは5.1chアナログ出力も可能。

 CQ-DVR592Dは、MOS-FET回路採用の最大出力50W×4chのアンプを搭載したモデル。MOS-FETの採用は、DVDレシーバとして初めてとしている。また、5Vのハイボルテージプリアウトやナビミュート機能を装備する。

CX-DVP292D

 CX-DVP292Dは、DVP592Dからハイボルテージプリアウトなどを省いた下位モデル。


 


■ CY-TVD9200D

CY-TVD9200D
 DVDプレーヤーと透過型のワイド7V型TFT液晶TVを内蔵した1DINのインダッシュTV。ディスプレイの解像度は480×234ドットとなっている。

 AVマスターユニットのCA-TU7200Dと接続することで、DVDビデオやCD-R/RW、MP3の音声を再生できるようになる。また、マルチチャンネルマスターユニットのCA-TU9200Dと接続すれば、5.1ch再生も可能。

 操作画面をグラフィカルに表示するGUI機能や、ディスプレイに映し出した映像を最大3枚取り込める「ビデオキャプチャー」機能を搭載。取り込んだ画像は音楽の演奏中に映し出せる。

 ディスプレイユニットの外形寸法は178×160×50mm(幅×奥行き×高さ)、アンテナ部は30×190×28mm(同)。


■ CY-TV7200D

CY-TV7200D
 TVD9200Dと同じ仕様のワイド7V型液晶ディスプレイを備えたインダッシュ型TV。左右の角度を調節でき、角度調整用のTILTボタンが発光するため、夜間などでの操作性が向上するとしている。

 また、FMトランスミッタを内蔵しており、TVの音声を既存のカーステレオに出力できる。TVチューナーの受信チャンネルはVHFが1~12ch、UHFが13~62ch。

 本体にはカーナビの音声案内に適した小型スピーカーを搭載。ディスプレイユニットの外形寸法は、178×160×50mm(幅×奥行き×高さ)、アンテナ部は30×190×28mm(同)。



■ CQ-AV7000LTD

CQ-AV7200LTD
 CQ-AV7000LTDは、CD、MD、AM/FMチューナ、透過型ワイド7V型TFT液晶TV、アンプを2DINに一体化したヘッドユニット。7V型液晶TVは、2DIN最大のサイズとしている。解像度は480×234ドット。

 アンプは最大出力45W×4chのMOS-FETアンプ。MD部はMDLPに対応している。ATRACは24bitデコードで処理する。外形寸法は178×160×100mm(幅×奥行き×高さ)、アンテナ部は30×190×28mm(同)。


 


■ CA-TU9200D/7200D

CA-TU9200D CA-TU7200D
 CA-TU9200Dは、AM/FMチューナと5.1chデコーダ、最大出力45W×4ch+35W×1chのMOS-FETアンプを内蔵したAVシステムユニット。光デジタル入力端子を装備しており、同社のCY-TVD9200Dやカーナビなどと組み合わせることで、システムアップが可能。8モードDSPやMD、CDチェンジャーコントロールを搭載している。

 CA-TU7200Dは、最大出力45W×4chのMOS-FETアンプを内蔵し、9200Dから5.1chサラウンドデコーダと光デジタル入力端子を省いたモデル。

 両機種とも外形寸法および重量は、245×150×42mm(幅×奥行き×高さ)、1.2kg。



□松下通信工業のホームページ
http://www.mci.panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn020409-4/jn020409-4.html
□関連記事
【2001年4月4日】松下、4型液晶やアナログメーターを採用した2DINレシーバ2機種
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010404/pana2.htm

(2002年4月10日)

[nisiuti@impress.co.jp]

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