ケンウッド、WMP/MP3再生に対応した2DIN MD/CDレシーバなど
―上位モデルはパッシブ型有機ELディスプレイを装備


DPX-9200WMP
5月中旬より順次発売

標準価格:「DPX-9200WMP」120,000円
      「DPX-8200WMP」84,000円
      「DPX-6200M」73,500円
      「DPX-5200M」52,500円
      「DPX-4200」35,000円

連絡先:カスタマーサポートセンター
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 株式会社ケンウッドは、有機ELディスプレイ搭載モデルなど2DINのMD/CDレシーバ4機種を5月中旬より発売する。ラインナップは、WMA/MP3対応の「DPX-9200WMP」と「同8200WMP」、WMA/MP3非対応の「同6200M」、「同5200M」。「6200M」のみ6月中旬、その他の3機種は5月中旬に出荷される。価格はそれぞれ、12万円、84,000円、73,500円、52,500円、35,000円となっている。

 また、CD/カセットレシーバの「DPX-4200」も5月中旬に発売。価格は35,000円を予定している。


■ DPX-9200WMP/8200WMP

DPX-8200WMP
 DPX-9200WMPは、MP3とWMAの再生に対応した2DINのMD/CDレシーバ。MD部はMDLPに対応し、CD部はCD-R/RW、MP3、WMAも再生できる。アンプの最大出力は50W×4chで、増幅素子にはMOS-FETを採用する。

 CD部は、ID3タグVer.1.0および1.1に対応するほか、WMAタグの「タイトル名」、「アーティスト名」の日本語表示もサポートする。対応ビットレートは、WMAが48~192kbps、MP3が8~320kbps。MP3、WMAの混在したCD-R/RWディスクも再生できる。

 ディスプレイには、16階調の有機ELディスプレイを採用。解像度は256×64ドットで、表示内容は、2種類の動画と5種類の静止画、5種類のスペアナから選択できる。また、初期設定の動画や静止画を、インターネットからダウンロードしてCD-R/RW経由で取り込むことも可能。

 DSP部は、11パターンのSFC(ホールシュミレーション)のほか、タイムディレイドコントロール、ポジションコントロール、コンプレッションなどを搭載。さらに、ハイパスおよびローパスフィルタのカットオフ周波数や、スロープの設定が行なえる。

 DPX-8200WMPは、9200WMPの16階調有機ELディスプレイを8階調FLディスプレイに変更したモデル。そのほか、SFCは6パターンに省略されている。


■ DPX-6200M/5200M

 DPX-6200Mは、MP3/WMAデコーダ非搭載の2DIN MD/CDレシーバで、最大出力は47W×4ch。表示部には業界初というカラーグラデーションFLディスプレイを採用し、グラフィックスを9種類から選択できる。CD-R/RW再生や、MDLPにも対応する。

 6パターンのSFCを搭載し、フロント/リア独立のハイバスフィルタの設定も可能。ノンフェーダ出力へのローパスフィルタや位相、ゲインの設定も行なえる。

 DPX-5200Mは、47W×4chの2DINタイプのMD/CDレシーバ。MDLPとCD-R/RW再生をサポートする。また、電子ボリュームと3バンドパラメトリックEQを一体化したハイブリッドIC「マルチ・タスク・LSI タイプQ」を採用し、「ノイズに強く、音質の劣化を最小限にとどめる」としている。加えて、「EASY DSP」による6パターンのSFCで「多彩な音場効果が得られる」という。


■ DPX-4200

 最大出力40W×4chの2DIN CD/カセットレシーバ。CD部はCD-R/RWの再生に対応するが、MP3/WMAの再生は非対応。表示パネルには「バリアブル・カラー・ディスプレイ」を採用し、色設定や9パターンのスペアナ選択などによるオリジナルコンソールの演出が行なえる。

 そのほか、MD/CDレシーバのDPX-5200M同様「マルチ・タスク・LSI タイプQ」を採用し、SFCは6パターンを内蔵する。カセット部の周波数特性は25Hz~22kHz、ワウフラッタは0.08%。

主な仕様
 DPX-9200WMPDPX-8200WMPDPX-6200MDPX-5200MDPX-4200
MD部周波数特性20Hz~20kHz
SN比90dB93dB90dB
ダイナミックレンジ90dB
チャンネルセパレ―ション85dB
CD部周波数特性10~20kHz
SN比105dB93dB
ダイナミックレンジ95dB93dB
ステレオセパレ―ション85dB
MP3再生
WMA再生
カセット部周波数特性25Hz~22kHz
ワウフラッタ0.08%
受信周波数範囲FM76~90MHz
AM522~1,629kHz
最大出力50W×4ch47W×4ch40W×4ch


□ケンウッドのホームページ
http://www.kenwood.com/jhome.html
□ニュースリリース
http://www.kenwood.com/j/press/press20020422_1.html

(2002年4月22日)

[orimoto@impress.co.jp]

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