NEC、ポータブル機器向けMPEG-4エンコーダ/デコーダLSI


8月サンプル出荷

価格:1,000円(1万個出荷時)




 日本電気株式会社(NEC)の社内カンパニーNECエレクトンデバイスは8日、ポータブル機器向けのMPEG-4エンコーダ/デコーダチップ「μPD77214」を開発したと発表した。8月よりサンプル出荷を行ない、1万個出荷時の価格は1,000円。

 同チップは0.13μmCMOSプロセスを採用し、QCIF(176×144ドット)、15fpsのデコード処理時の消費電力約7mW(DSPコアのみ)を実現。同社では「世界最小クラス」としている。また、最大162MHzでの動作も可能。

 さらに、MPEG-2 AACのエンコード/デコードにも。MPEG-4+MPEG-2 AACエンコード時には、ビデオは解像度QVGA(320×240ドット)、フレームレート平均15fps、ビットレート384kbps、音声はステレオ、サンプリング周波数24~32kHz、ビットレート64~96kbpsの処理が行なえるという。

 ビデオインターフェイスはITU-R Rec Bt601/656に準拠し、SDメモリーカードのインターフェイスも搭載。同社では「DSPソフトの組み換えにより、様々なフォーマットへの対応が容易に実現できる」としている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0205/0803.html

(2002年5月8日)

[fujiwa-y@impress.co.jp]

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