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RD-X2は、2001年12月に発売された「RD-X1」の下位モデルにあたる。同社では、「HDDに録る、DVDに残すというコンセプトを『RD-Style』と名付けて、ディスク録画、デジタル録画の真の価値を提案していく」としている。RD-X2は、RD-Styleのエントリーモデルと位置付けられ、従来機種のRD-X1はその上位モデルとして並売される。 同社ではマーケティング上、RD-X1を上位、RD-X2を下位としているが、RD-X2で削られた主なハードウェアはGRTと、入出力各1系統程度。「3次元Y/C分離&録画時3次元DNR」、「簡易TBC」は搭載している。ソフトウェア的には、RD-X1と同等の機能に加え、いくつかの機能を新たに搭載。さらにDVDレコーダとしては初となるD1入力端子も装備しており、RD-X2が上回っている部分も多い。 デザインは、RDシリーズの特徴となっていたゴールドを基調したものから、シルバーを基調として大きく変更された。外形寸法も430×350×110mm(幅×奥行き×高さ)と、奥行きが8mm短くなり、高さが10mm低くなった。重量も8.9kgから6.5kgに、2.4kg軽くなっている。 録画モードには「MN1.4Mbpsモード」が新規追加され、9.2Mbpsまで(リニアPCM音声時は上限8.0Mbps)の38段階となった。このMN1.4Mbpsモードでは、HDDに最大104時間の録画が可能(ただし、連続録画は最大9時間まで)。音声モードは、RD-X1と同じくリニアPCM(48kHz/16bit)、ドルビーデジタルの192kbps(DD1)と、384kbps(DD2)の3モードから選択できる。なお、録画予約は2ヶ月先/32プログラムとなっている。 また、新機能として、追っかけ再生時に子画面としてリアルタイムで放送されている映像を表示させる「ピクチャーinピクチャー機能」を搭載。子画面は、画面四隅の任意の位置に移動させることができる。なお、追っかけ再生はHDDのみ可能で、DVD-RAM(-R)では利用できない。 再生機能では、「ワンタッチスキップ&ワンタッチリプレイ機能」を追加。また、DVD-R作成機能では、ウィザード形式でサムネイル画像付きのメニュー画面が作成可能となった。メニュー画面は8種類のデザインの中から選択することが可能で、従来と同じメニュー画面無しのDVD-Rも作成できる。 そのほか、HDDから再エンコードなしでDVD-Rへ書き込め、HDDとDVD-RAM間ではファイルコピー感覚で、実時間の約半分から1/11でのデジタルダビングできるといった特徴は継承。なお、DVD-Rに直接録画することはできない。 また、録画、再生、スキップ、ダビング、ライブラリ管理まで、一貫してタイトルやチャプタ単位で扱える「ユニティーエディット方式」や、「一括・高速ライブラリダビング」、「レート変換ダビング」、作成したDVD-RをHDDにダビングできる「ラインUダビング」機能なども引き続き搭載している。 【主な仕様】
□東芝のホームページ (2002年5月9日)
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