標準価格:オープンプライス
連絡先:プラットフォーム事業部
パッケージにはリモコンを同梱し、価格はオープンプライス。直販サイト「イチオシドットコム」では19,000円で販売され、15日より予約を受け付ける。 REALmagic XCARDは、Sigma Designsが開発したデコーダチップ「EM8475」を搭載したPCIカード。米国では4月からオンライン販売を開始しており、今回、日本市場向けにSigma Designsの総代理店のバーテックス リンクが、パッケージ、ソフトウェア、マニュアルなどのローカライズを行なった。国内ではSigma Designsと、バーテックスのダブルブランドで販売される。
REALmagic XCARDの最大の特徴は、DVDビデオ、MPEG-2、ビデオCD、MPEG-1に加え、SVCD、ISO準拠のMPEG-4、Version 4.02以上のDivXもハードウェアデコードでき、TV出力が可能なこと。TV出力は、コンポジット、S映像、コンポーネントに対応。 さらに、コンポーネント出力ではインタレース(480i)だけでなく、プログレッシブ(480p)、ハイビジョン(1080i/720p)での出力も可能となっている。ただし、マクロビジョンのかかっているDVDビデオは、480pまでの出力に制限される。なお、NTSCとPALを相互変換して出力する機能も備えている。 音声についても、アナログのほかに同軸デジタル出力端子も装備。ドルビーデジタルや、DTSをストリーム出力することもできる。 ハードウェアデコーダということで、要求スペックもCPUがCeleron 300A MHz以上と、現在の水準としてはかなり低く、旧型のマシンでもDVDビデオやMPEG-4再生環境を実現できる。OSはWindows 98 SE/Me/2000/XPに対応。 なお、DivXなどでコーデックのバージョンが上がった場合でも、ファームウェアのアップデートで追従していくとしている。 今回、WindowsMeidaへの対応が見送られたが、Sigma Designsのアジア・パシフィック・セールス・ディレクター Steven Lee氏は、「WindowsMeidaは、Microsoft側の意向でハードウェアデコードを実現することができなかった。しかし、WindowsMedia9(コードネーム:Corona)でハードウェアデコードを行なえるよう進めている」とし、今後対応していく方針を明らかにした。
□バーテックスのホームページ (2002年5月15日) [furukawa@impress.co.jp] |
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