ソニー、植物原料プラスチック採用のウォークマンを商品化へ


6月12日発表


 ソニー株式会社は12日、三菱樹脂株式会社、三宝化成株式会社と共同で、電子機器の筐体に利用可能な、植物を原料とするプラスチックの生成技術を確立したと発表した。また、商品化の第1弾として、今秋発売予定のウォークマン1モデルに採用するとしている。

 植物原料プラスチックは、トウモロコシなどのデンプンを乳酸菌で発酵させ、化学的な結合で生成される「ポリ乳酸」がベースとなる。耐久性、耐衝撃性、成形性の問題をクリアし、筐体の9割(重量比)以上に利用できるとしている。

 技術的にはリサイクルも可能なほか、農業廃棄物から堆肥を作るコンポスト施設での廃棄処理も可能。ハロゲン物質を含まないため、焼却してもダイオキシンが発生することはない。また同社では、包装材にも応用できるとしており、7月より小型ラジオのパッケージに採用する。


□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□三菱樹脂のホームページ
http://www.mpi.mpi-mrc.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200206/02-024/

(2002年6月12日)

[nisiuti@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.