松下電子部品、ホログラフィック調の振動板を持つスピーカー


7月8日発表


 松下電子部品株式会社は、ホログラフィック調に輝く振動板を採用した「HGSD(Holograhic Surface Design)スピーカー」を開発したと発表。7月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は同社従来品の1割増し程度で、量産は仕様決定から3カ月後を見込んでいる。主な用途として、ミニコンポやカーオーディオなどを見込んでいる。

 HGSDは、業界初のホログラフィック調スピーカー。振動板の表面に0.7~2,000μmの凹凸を転写することで、従来、加工シートを使って実現していたホログラフィック調の振動板が可能になった。ナノオーダーの溝を射出成型部の表面に均一ピッチで加工する独自の精密技術により実現した。

 加工シートを使う場合に比べ、曲面構造をもつ振動板でも表面にしわが発生しない。また、形状の自由度が高まり、小口径から大口径まで多彩な用途に対応できる。さらに、加工シートや粘着材の重量がなくなるため、高い音圧レベルを確保できるとしている。

 直径6cmの場合、再生帯域は1.5~20kHzとなる。インピーダンスは6±0.9Ωで、出力音圧レベルは87±2dB。なお同社では、「HGSD」を登録商標として申請している。

□松下電子部品のホームページ
http://www.maco.panasonic.co.jp/htm-bin/macoj/index.html
□ニュースリリース
http://www.maco.panasonic.co.jp/www-cgi/jvcrindx.cgi?J+/htm-bin/macoj/topics/02072.html

(2002年7月9日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.