松下電器産業株式会社は、PCカードスロットを搭載したHDDとDVD-RAM/Rのハイブリッドレコーダ「DMR-HS2」を8月1日に発売する。月産2万台を見込んでいる。価格は135,000円。前モデル「DMR-HS1」から65,000円下がっており、10万円を切るショップも出てきそうだ。
DMR-HS2は、40GB HDDとDVD-RAM/Rドライブを搭載したデジタルレコーダ。2001年12月に発売された「DMR-HS1」の後継機にあたる。HDDのサイズや記録モードといった基本仕様に大きな変更はない。 HS1から継承した特徴的な機能は、プログレッシブ出力、D2出力端子およびコンポーネント出力端子(RCA)の装備、BSチューナの内蔵、HDDおよびDVD-RAMでの追いかけ再生、同時録画再生など。DV(i.LINK)入力にも対応している。
HS1からの主な変更点は、本体の薄型化、PCカードスロットの装備、リニアPCM記録の対応、リモコンの変更など。
本体デザインは、3月発売のDVD-RAM/Rレコーダ「DMR-E30」をほぼ踏襲。ただし、E30よりミラー部を強調したデザインとなっている。HS1より奥行きが45mm、高さが41mm小さい。 HS1にあったタイムワープロ―ラは省略され、代わりに「タイムワープボタン」が本体およびリモコンに搭載された。1回押すと30秒前を再生するほか、ワープ時間を1~360分まで設定できる。 また、前面パネル左にPCカードスロットが設けられた。これにより、デジタルカメラで撮ったカード内の静止画を再生したり、HDDやDVD-RAMにコピーできる。PCカードアダプタ経由で、SDメモリーカード、MMC、CFカード、スマートメディア、メモリースティックの読み込みに対応。 HDDから各種メモリカードへの書き戻しも可能で、HS2をデジタルカメラのストレージとして使用できる。PCカード、HDD、DVD-RAM内の静止画をスライドショー再生する機能もある。
録画機能では、リニアPCMでの記録が可能になった。ただし、XPモードのみで選択できる。また、プログラム分割機能が新たに加わっている。これにより、HS1でDVD-RAM/Rに入りきらなかった番組も、オリジナル画質のまま分割して保存できる。外部入力へのFRモードの設定も可能。CMを自動で早送り、しながら、HDDからDVDにダビングすることもできる。 そのほか、GUIが一新されている。アイコン表示から文字表示に変更し、「画面上での操作性を向上した」としている。また、予約確認画面に「予約可能表示」が設けられた。さらに、同社の「VW-NET1」(ITアダプター)にも対応。iモードやPCからの予約が行なえる。 高画質化回路は、デジタル3次元Y/C分離、デジタル3次元ノイズリダクション、外部入力時に機能するTBC(タイムベースコレクター)などをHS1から継承している。漢字タイトル入力も引き続き採用された。
なお、要望の多い、EPG、ゴーストリダクションについては今回も見送られた。
□松下電器のホームページ (2002年7月10日) [orimoto@impress.co.jp] |
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