Microsoft、Freestyleの正式名称を「Windows XP Meida Center」に

　米Microsoftは16日(現地時間)、AV機器利用に特化したWindows XPファミリ、コードネーム「Freestyle」の正式名称を「Windows XP Media Center Edition」に決定したと発表した。アメリカ、カナダ、韓国などでクリスマスシーズンにOEM出荷が始まり、日本では2003年第1四半期に投入する予定。

Media Center Edition(Freestyle)を操作するスティーヴ・ガッゲンハイマー氏(右)とビル・ゲイツ会長兼CSA(2002 International CESの基調講演にて)。

　同社の「eHome構想」中、正式名称の発表は、6月26日のディスプレイデバイス「Windows CE for Smart Displays」(コードネーム：Mira)に続くもの。eHomeにおける1月発表の主要なデバイス(MiraおよびFreestyle)が出揃ったことになる。

　Media Center Editionは、テレビ、デジタルビデオレコーダ、DVDプレーヤーなどの家庭内のAV機器を統括するWindows XPベースの「メディアセンター」。映像、音楽、写真など、家庭内におけるエンターテイメントメディアに対応したインターフェイスを持ち、リモコンでこれらを集中制御できるという。

　Windows eHome Division副社長のMicheal Toutonghi氏は、「PCがエンターテイメントデバイスに進化した結果、自分のPCでエンターテイメントを利用することをユーザーが望むようになった。Media Center Editionを投入するタイミングとしては最適である」とコメントしている。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/Press/2002/Jul02/07-16MediaCenterPR.asp
□関連記事
【1月8日】2002 International CES基調講演レポート
ビルゲイツが語る、AV機器とWindowsの新しい形の融合
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020108/ces02.htm

(2002年7月17日)

[orimoto@impress.co.jp]