シャープ、初の1ビットデジタルアンプ搭載MDプレーヤー
―4極プラグのヘッドフォンが付属


MD-DS8-R(レッド)
9月17日発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:お客様買い物相談専用フリーダイヤル
     Tel.0120-078-178


 シャープ株式会社は、独自の「モバイル1ビットデジタルアンプ」を搭載したポータブルMDプレーヤー「MD-DS8」を9月17日に発売する。愛称は「Auvi(アウビィ)」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は28,000円前後と見られる。カラーバリエーションは、シルバー(-S)、グレー(-H)、レッド(-R)の3色を用意する。

 MD-DS8は、「1ビットデジタルアンプ」を応用した「モバイル1ビットデジタルアンプ」を採用する再生専用MDプレーヤー。MDLPに対応するほか、ドルビーヘッドフォン機能も利用できる。英数カナのみの表示に対応するバックライト付きリモコンや、充電スタンドが付属する。

 ガム型のニッケル水素電池が付属し、フル充電で約32時間(SP)、約43時間(LP2)、約62時間(LP4)の連続使用が可能。単3アルカリ電池1本との併用も可能で、その場合は約90時間(SP)、約132時間(LP2)、約180時間(LP4)となる。充電は同梱の充電スタンドを使用し、充電時間は約3.5時間となっている。

レッド、グレー、ブラックの3色を投入。筐体はアルミ製で、ブラックのみヘアライン仕上げ 耳かけ式ヘッドフォンは別売りで9月末に発売。本体にはインナイヤー(右上)が付属する グレーモデル。本体の厚さは12mm

 1ビットデジタルアンプは、高次ΔΣ変調回路からの1bitデジタル信号をスイッチング回路にダイレクトに入力し、デジタルのまま伝送/増幅を行なう。この1ビットデジタルアンプをポータブル機器向けに改良。「音質劣化が少なく、自然でクリアな音質を実現する」という。実用最大出力は5mW×2ch。

 また、プラス極、マイナス極それぞれに出力段を設けた「フルブリッジ方式」を使用。歪みやノイズ成分が互いにキャンセルしあうため、従来のハーフブリッジ方式より原音に対する忠実度が上がるとしている。また、これにあわせて、ヘッドフォンプラグに4極プラグを採用。従来比約40dBアップの約80dBのセパレーション特性が得られるとしている。4極ミニジャック→3極ミニジャックの変換コードも10月に発売する予定。

デジタルアンプだけでなく、ATRAC用DSPも1チップに収め、デジタルでの信号の受け渡しにこだわったという ヘッドフォン端子には4極プラグを採用。セパレーションが高くなる

 そのほか、LEDの点滅で再生モードを知らせる「MDLPナビ」、最大160秒の「音飛びガードメモリー」(LP4時)、各曲を9秒ずつ再生する「イントロ再生」など機能を装備。低音増強用の「デジタルX-BASS」も使用できる。

 外形寸法は71.2×77.9×12mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約72g(本体のみ)。本体にディスプレイはなく、動作状態の確認は、液晶リモコン、またはLEDで行なう。

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/020902-4.html
□関連記事
【7月1日】シャープ、ドルビーヘッドフォン搭載ポータブルMDプレーヤー
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020701/sharp.htm

2002年9月2日)

[orimoto@impress.co.jp]

I
◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】

00
00  AV Watchホームページ  00
00

ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp

Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.