標準価格:「Integra TX-NA900」200,000円
連絡先:カスタマーセンター オンキヨー株式会社は、THX Select準拠のAVアンプ「Integra TX-NA900」と「TX-SA800」を10月16日に発売する。価格は、NA900が20万円、SA800が135,000円。
■ Integra TX-NA900
THS Select認定を受けており、THXサラウンドEXをサポートする。そのほか、DTS 96/24、ドルビーデジタルEX、DTS-ES(ディスクリート/マトリックス)、MPEG-2 AAC、ドルビープロロジック II、DTS Neo:6に対応している。さらに、独自モードとして「Enhanced 7」、「Orchestra」、「Unpluged」、「Studio-Mix」、「TV Logic」、「All Channel Stereo」、「Mono Movie」を搭載する。 DA部には、パルス性ノイズを除去するという「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」を搭載。これは、DAコンバータとベクトル発生器の比較情報を基に信号を生成することで、ノイズを含まない新たなアナログ波形を作り出すというもの。原音のしなやかさや力強さをより忠実に再現できるとしている。さらに、32bit DSPと192kHz/24bit DAコンバータを組み合わせることで「最強のデジタル処理回路を構築できた」としている。 また、プリアンプの増幅度を通常はゼロに設定し、増幅が必要になると1dB~16dBにリニアに増加させる「リニア・オプティマム・ゲイン・ボリューム」を採用。これにより、通常再生でのSN比が16dB改善されたという。さらに、スピーカーからの逆起電力の影響を防止するため、出力インピーダンスの低減と低NFB化を図っている。 Ethernet経由で音楽ファイルやコントロール信号を通信できる独自プロトコル「Net-Tune」を採用し、パソコンやインターネットラジオとの接続が可能。MP3、WMA、WAVのデコーダも内蔵し、パソコンからダウンロードした音楽ファイルをドルビープロロジック IIやNeo:6といった回路で5.1ch化できる。Net-Tuneの対応OSは、Windows 98 SE/Me/XP。使用には専用のアプリケーションが必要で、Webでの無料配布も予定している。 なお、Ethernetからの入力した信号はデジタル出力できない。また、Net-Tuneのロゴが付いた専用機でしか再生に対応しないという。 各種設定はOSD(オンスクリーンディスプレイ)から可能。入力ソースごとに音量やモードを設定する機能も搭載している。スピーカーインピーダンス切り替えや、AVシンク、Pure Audioモードも装備する。
そのほか、S映像信号やコンポジット信号をコンポーネントに変換して出力するビデオコンバータ機能を搭載。コンポーネント出力は、RCAとD4を各1系統搭載している。また、照明やAV機器の統合コントローラと接続するためのRS-232C端子も装備する。
■ TX-SA900
そのほかの仕様はSA900とほぼ共通。THX Select認証、対応フォーマット、VLSC、リニア・オプティマム・ゲイン・ボリューム、WRAT、32bit DSPといった特徴は引き継いでいる。
□オンキヨーのホームページ (2002年9月5日) [orimoto@impress.co.jp] |
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