ソニーは、9月9日発表のデスクトップパソコン「バイオ」の秋モデルに、新開発のMPEG-2エンコーダカード「Giga Pocket Engine」を搭載すると発表した。搭載モデルは「バイオMX」と「バイオHS」。さらに、「バイオRZ」には、ゴーストリダクション回路なども加えた「Giga Pocket Engine DX」を搭載する。 発売日は、バイオRZ(6機種)が9月28日、バイオMX(2機種)が9月28日(PCV-MXS5L5)と10月5日(PCV-MXS5RL7)、バイオHS(5機種)が10月26日。価格はともにオープンプライスとなっている。
Giga Pocket Engineは、バイオ専用のMPEG-2キャプチャカード。同社のベガ部隊がバイオ専用に設計したテレビチューナを搭載するほか、3次元DNR(デジタルノイズリダクション)も装備している。カードには、RF入力、S/映像コンポジット兼用入出力、アナログ音声入出力を備えている。チューナの受信チャンネルは、VHFが1~12ch、UHFが13~62ch、CATVがC13~C35ch。ステレオ、2カ国語放送も受信できる。 MPEG-2の記録ビットレートは8Mbps(高画質)または4Mbps(標準)。解像度はともに720×480ドットとなっている。MPEG-1では、ビットレート1.41Mbps、解像度352×240ドットとなる。 付属の録画ソフトは「Giga Pocket Ver.5.0」。iEPGでの録画や、デジタルチューナとの連動予約機能を搭載している。外出先からの録画予約サービス「iCommand」も利用可能。2台以上のGiga Pocket搭載バイオとつなげる「ネットワークキャビネット」や、録画映像の視聴や録画設定を複数台のバイオで行なえる「VAIO Media」にも対応する。録画中のスリップ再生や、シーンの変わり目をサムネイル表示する「フィルムロール機能」も搭載する。
バイオRZの全モデルには、DVD-R/RWドライブを搭載するほか、ソフトウェアMPEGエンコーダ「TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO」が採用された。「TMPGEnc PLUS」をバイオRZ用にカスタマイズしたもので、DVDビデオ作成用のMPEGエンコードに特化している。エレメンタリストリームの作成やソニー独自のドルビーデジタルエンコーダにも対応する。そのほか、DVD作成ソフトに「Click to DVD」、「Simple DVD Maker」、「DVD it! for VAIO」も搭載している。 なお、これまで録画ソフトとしてGiga Pocket LEを搭載していた「バイオW」や、「バイオノートGRX」、「バイオC1」の各モデルも、秋モデルからは他のテレビチューナ搭載シリーズ同様、名称がGiga Pocketに改められた。
□ソニーのホームページ (2002年9月9日) [orimoto@impress.co.jp] |
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