ティアック株式会社の社内カンパニー「ティアックエソテリックカンパニー」は、SACD、DVDオーディオにも対応したユニバーサルプレーヤー「DV-50」を10月上旬に発売する。価格は500,000円。 DV-50は、DVDビデオ、DVDオーディオ、DVD-RW、ビデオCD、SACD、CD、CD-R/RWに対応したプレーヤー。SACDのマルチチャンネルに対応するほか、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生も可能。 オーディオ部に6チャンネルDACとは別に、2チャンネル用のアップコンバート機能付き24bit DACを搭載。「RDOT」と「FIR」の2種類のアルゴリズムを併用し、読み取った信号をCDで最大1411.2kHz、DVDオーディオ/ビデオで最大1,536kHzにアップコンバートし、D/A変換するという。 アップコンバート機能には「RDOTモード」、「FIRモード」、「RDOT+FIRモード」の3種類を用意。フロントパネルに切り替えスイッチと、アップコンバート周波数を表示するインジケータを装備する。
■アップコンバート機能の詳細
また、高精度のVCXO(電圧制御水晶発振器)を搭載。基板上で生成したマスタークロックにより、データ伝送時のジッタを低減する。SACD再生時はリクロック処理を施した後でD/A変換することで、安定感のある再生音を実現したという。 DVD部は、2-3プルダウン方式のプログレッシブ出力に対応。アナログデバイス製の108MHz/12bit DAC「ADV7300A」を搭載し、「NSV(ノイズ・シェーピング・ビデオ)」技術も採用している。 また、フラットな広帯域特性を持ち、不要帯域の折り返しノイズを除去するというアナログデバイス製の「スーパー・サブ・エイリアス・フィルター」を装備。DVDオーディオ、SACD、CDなどの再生時にビデオ回路の動作を止める「ビデオOFF機能」も搭載している。 外形寸法は、442×354×157mm(幅×奥行き×高さ) 。重量は21.2kg。本体はスチール製で、高剛性5mm厚の底板や6mm厚の天板を使用するほか、最大12mm厚のブリッジも搭載し、安定したデータの読み出しを実現したという。また、新開発「焼入鋼ピンポイントフット」を使用。ピンと受け皿が本体底板と一体化しており、設置が簡単になっている。
■主な仕様
□ティアックのホームページ
(2002年9月11日) [yamaza-k@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp