ティアック、finalのエレクトロスタティック型スピーカーの輸入販売を開始 ―5.1chシステムと2.1chシステムをラインナップ

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　ティアック株式会社は、オランダのメーカー、finalのコンデンサ(エレクトロスタティック)型スピーカーの輸入販売を開始する。7台セットの5.1chシステム「Final 0.2 5.1 HomeTheater Speaker System」と、4台セットの2.1chシステム「Final 0.2 2.1 Stereo Speaker System」の2システムをラインナップし、9月下旬に発売。価格はそれぞれ125万円、65万円となっている。

　Final 0.2 5.1は、エレクトロスタティック・スピーカー4台と、エレクトロスタティック・センタースピーカー、セントラルユニット、サブウーファのセット。Final 0.2 2.1は、エレクトロスタティック・スピーカー2台に、セントラルユニット、サブウーファがセットになっている。

Final 0.2 5.1 HomeTheater Speaker System	Final 0.2 2.1 Stereo Speaker System

　Finalシステムの最大の特徴は、ネットワークをセパレート化し、セントラルユニットとして独立させたこと。エレクトロスタティック・スピーカーのユニットは電圧のみで作動し、電流が不要。微小信号のロスがほとんどないので、パワーアンプの近くにネットワークを設置するという、理想的なエレクトロスタティック・スピーカーの駆動方法を実現している。

　また、finalシステムでは、セントラルユニットの筐体にネットワークユニットを追加することが可能。これにより、2.1chシステムから5.1chシステムや、さらにもっと多チャンネルのシステムヘと発展できるシステムとなっている。

　センタースピーカーもエレクトロスタティック方式を採用。サブウーファは200Wの独自開発のアンプを内蔵するほか、finalの設計による新開発の軽量アルミコーンの25.4cmウーファを搭載する。ユニットは2本使用し、1本はアクティブタイプとして使用、1本はパッシブタイプとするダブルドライブ方式となっている。「エレクトロスタティック・スピーカーの優れたトランジェントレスポンスに適合する特性を実現した」としている。

　なお、セントラルユニットを独立させたことにより、スピーカー本体が軽量、薄型となり、 フロアスタンディングタイプに加え、ウォールマウトタイプも用意される。さらに、Final 0.2のオプション4機種も同時に発売する。

　「エレクトロスタティック・スピーカー」(フロアスタンディング/ウォールマウント)が44万円(ペア)、「センタースピーカー」(フロアスタンディング/ウォールマウント)が175,000円(1台)、「アンプ搭載型サブウーハーシステム」が22万円(1台)、「セントラルユニット」(ネットワークPCB格納ユニット、ACアダプタ付属)が90,000円(1台)となっている。

【0.2エレクトロスタティックスピーカーの主な仕様】

• 周波数レンジ：28Hz～45kHz（±3dB）
• インピーダンス：4Ω
• 感度：86dB（2.83V at 1m）
• 電圧：12V AC
• パワーアンプ最小出力：70W
• 外形寸法(幅×奥行き×高さ)
  　0.2 スピーカー：200×40×1,200mm
  　0.2センター：630×40×200mm
  　セントラルユニット：435×270×105mm
  
• 質量
  　0.2 スピーカー：18kg(ペア)
  　0.2 センター：5kg
  　セントラルユニット：10kg
  

• 形式：アクティブおよびパッシブ
• スピーカーユニット
  　25.4cmアルミコーン・ウーファ×1
  　25.4cmセンチアルミコーン・ウーファ×1
• 内蔵アンプ出力：200W/4Ω(ピュアバランス方式)
• 再生周波数レンジ：28～50Hz(固定)/50～300Hz(可変)
• クロスオーバー減衰率：24dBオクターブ
• 外形寸法(幅×奥行き×高さ)：300×300×300mm
• 質量：16kg

□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□製品情報
http://www.teac.co.jp/av/TEAC_FINAL/final.html

(2002年9月17日)

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