ソニー、白石の半導体レーザー工場に新棟を増築
―生産能力を増強し、赤色半導体レーザーの需要拡大に対応


完成予想図。手前が新棟
9月18日発表


 ソニーは18日、半導体レーザーの生産能力を増強するため、宮城県のソニー白石セミコンダクタ株式会社に新棟を建設すると発表した。2002年10月に着工。稼動開始は2003年夏を予定している。

 今回の増築工事は、DVDプレーヤーやゲーム機用の赤色半導体レーザーと、DVDレコーダやDVDドライブなどに使われる高出力赤色半導体レーザーの需要拡大に対応するため。約30億円の設備投資を行ない、総床面積4,234m2の新棟を建設、レーザーダイオードを生産するウェーハ工程の設備を増強し、生産体制の強化を図る。

 これにより、2003年夏時点の発振波長655nm帯赤色半導体レーザーの生産能力は、従来の月産500万個から1,000万個に増強。半導体レーザー全体の生産量も、現在の月産1,650万個から2,150万個に増える予定。

 ソニー白石セミコンダクタは、'69年に設立され、2001年5月までに、累計10億個を超える半導体レーザーを生産。'99年には、CD用とDVD用の異なる波長のレーザーを発光できる「2波長レーザー」を量産化するなど、ソニーの半導体レーザーの重要な開発、生産拠点となっている。



□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200209/02-0918/

(2002年9月19日)

[yamaza-k@impress.co.jp]

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