株式会社東芝は、ポータブルオーディオ向けの業界最小低電圧1.8V駆動16bitマイクロプロセッサを開発したと発表した。サンプル出荷を2003年3月末から行ない、2003年6月から月産30万個規模で量産を開始する。 マスクROM版の「TMP91CW28FG」と、フラッシュROM版の「TMP91FY28FG」の2タイプを用意し、サンプル価格はそれぞれ1,000円、3,000円となっている。 同社独自の16bit CPUコア「TLCS-900/L1」を搭載することにより、業界最小の低電圧1.8Vでの駆動を可能にした。動作周波数は10MHz。また、ポータブルCDの音飛び防止技術「ESP」(Electrical Shock Proof)に対応するため、独自のBCD(Binary Coded Decimal)加減算回路を内蔵した。ソフトウェア処理ではなく、ハードウェアに演算させることで、CPUの負担を軽減させることができる。 同社では、TMP91CW28FGとTMP91FY28FGにより、「機器の設計を容易にするとともに、低消費電力化、CPUへの負荷の軽減を実現できる」としている。
□東芝のホームページ (2002年9月20日) [furukawa@impress.co.jp] |
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