HMVジャパン株式会社は、12月6日に発売される「仮面ライダーV3 DVD BOX」を記念し、「仮面ライダーV3」で主役の風見志郎を演じた宮内洋氏を迎え、トークショウなどのイベントをHMV渋谷で9月28日に開催した。 「仮面ライダーV3 DVD BOX」は、東映ビデオから7月に発売された「仮面ライダー 1号・2号 BOX」に続き、'73年に放送された「仮面ライダーV3」をDVD化したもの。全52話を片面2層9枚に収録し、ボーナスディスクが付属する。価格は52,000円。ボーナスディスクには番組提供テレビCM集、V3メモリアル対談、怪人データファイルなどを収録。 HMVでは「HMV仮面ライダーV3キャンペーン」を9月30日まで開催しており、今回のイベントはその一環として開催されたもの。トークショウのほか、同店で「DVD BOX」を予約した人は宮内氏といっしょに写真撮影ができるとあって、ファンが集まり会場はギッシリと埋まった。これまでに名古屋でも同様のイベントが開催されており、好評だったという。このため急遽10月6日15時から大阪のHMV阿倍野においても、同様のイベントが開催されることが決定した。 イベントは、いきなりショッカーが現われ司会の女性を拉致するという燃える展開となった。こういったイベントでは、お約束のお笑いも交えながらショッカーが女性を血祭りに上げようとした瞬間、仮面ライダーとライダーマンが登場。アッという間に戦闘員を片づけてホッとしたのもつかの間、またしてもおどろおどろしい音楽と共に“狼男”と“シオマネキング”が登場。仮面ライダーとライダーマンがピンチ! となった瞬間、赤い仮面の仮面ライダーV3が颯爽と登場。派手なアクションと共に怪人達を葬り去った。 アトラクションが終了すると、イベントの主役、宮内洋氏が相変わらずのカッコ良さで、スマートに登場し、トークショウへとスムーズに移行。宮内氏は冒頭、「約30年ほど前に『仮面ライダーV3』を作ったが、いま見るとああすればよかったとか、こうすればよかったと思うこともある。でも当時、汗水流して作り上げた作品をまた見て欲しい」とアピール。「V3」については「爆薬をほかの番組の約3倍使ったのをおぼえている。オープニングでこれまでにないものをということで爆薬をふんだんに使って作ったのだが、本編をちゃちにするわけにいかないので、撮影をしていた生田スタジオの所長に『予算オーバーでもいいから火薬を使いたい』と直訴した」と秘密を明かした。 また、HMV渋谷では宮内洋氏の所有する「仮面ライダーV3」、「秘密戦隊ゴレンジャー」、「怪傑ズバット」などの衣装や小物が飾ってあるのだが、中には珍しいものもある。“警察の紋章の入った白い帽子”がそれで、その帽子を展示した所以を説明。「『特警ウインスペクター』、『特救指令ソルブレイン』と作り、そのあとの作品用に自分でコーディネイトしたのがこの白い帽子。でも番組は制作されず幻となった。そういった幻の番組があったということを示したかった」とコメントした。 このほかにも「アクションはいまでも現役!」と力強く語り、アクションシーンの撮影に関する“レンズのトリック”について解説するなど、長時間にわたってトークショウは繰り広げられた。また、来場者のファンの質問を受け丁寧に答えていった。最後には同作品の主題歌を披露。会場最前列の人達と握手をかわしながら熱唱し、盛り上がったイベントを締めくくった。
HMVジャパンは「仮面ライダー 1号・2号 BOX」の発売の時も藤岡弘氏と佐々木剛氏を招いてイベントを行なったが、今回は宮内洋氏の明るいキャラクター性が出てまたひと味違ったイベントとなった。ファンとのコミュニケーションを大事にする氏ならではの楽しいステージにファンも満足そうだった。 □HMVのホームページ http://www.hmv.co.jp/ □予約ページ http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=629564 □東映ビデオのホームページ http://www.toei-video.co.jp/ □関連記事 【3月8日】HMV、「仮面ライダーV3キャンペーン」を実施 ─予約者にV3スペシャルフィギュアをプレゼント http://av.watch.impress.co.jp/docs/20020726/hmv.htm (2002年9月30日) [Reported by funatsu@impress.co.jp] |
I |
|
00 | ||
00 | AV Watchホームページ | 00 |
00 |
ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp