三菱電機株式会社は、80GB HDD内蔵のDVDレコーダ「DVR-DS10000」を11月21日より発売する。価格は298,000円。 容量80GBのHDDとDVD-R/RWドライブにより構成されるハイブリッドビデオレコーダで、HDDからDVDへのダビングが可能。同社では以前パイオニアのOEMでDVDレコーダを製品化していたが、今回の「DVR-DS10000」は、独自開発の製品となっている。 高画質再生にフォーカスしていることが特徴。プログレッシブ出力に対応し、プログレッシブ変換LSIにはファロージャ「DCDi」を搭載するほか、アナログデバイセズ製の14bit/108MHz D/Aコンバータを採用する。 また、それらの性能を引き出すために、コンポーネント映像には、高速のオペアンプを用いた全段直結DC結合処理を採用し、「ディテールを再現するハイスルーレートのIV変換」、「正確な波形を再現するリニアな位相特性のポストフィルタ(LPF)」、「理想的な直流再現を行なう出力ドライバ」などを実現したという。さらに、高精度クロマアップサンプリングもサポートする。 MPEG-2エンコーダはVBR(Variable Bit Rate)に対応。また、3次元Y/C分離回路や、3次元NR、TBC(タイムベースコレクタ)などの各種高画質化回路も搭載している。 記録モードは、「XP」、「SP」、「LP」の3モードが用意される。DVD-R/RW(4.7GB)への録画時間はXPモードが約1時間、SPモードが約2時間、LPモードが約4時間。HDDへの録画時間は17時間(XP)/34時間(SP)/68時間/(LP)。なお、VBRはHDD記録時もしくはDVD-RWディスク記録時のみ利用できる。 また、映画など24fpsのフイルムソースの記録用に、「逆2-3プルダウン処理(24Fフィルム録画)」をサポートした。「逆2-3プルダウン処理」をサポートした民生用DVDレコーダは、「DVR-DS10000」が初という。また、VR方式/XPモード利用時には、16bit/48kHzでのリニアPCM音声記録(2ch)もサポートする。 再生中にボタン1つで、子画面に受信中の番組を表示させる「ライブモニター」機能や、最大30分までの「タイムシフト機能」をサポートしている。また、連続ドラマなどの毎週同日/同時刻に放送される番組を自動更新録画する「更新録画」機能も搭載している。 消費電力は約63W。本体サイズは424×380×107mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.8kg。
【主な仕様】 □三菱電機のホームページ (2002年9月30日) [Reported by usuda@impress.co.jp] | I |
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ウォッチ編集部内AV Watch担当 av-watch@impress.co.jp