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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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富士写真フイルム株式会社は、動画編集機能を搭載したデジタルカメラ「FinePix M603」を11月10日より発売する。価格は88,000円。 高画質動画記録に注力したデジタルカメラ。同社製の1/1.7型有効310万画素スーパーCCDハニカムIIIを搭載し、640×480ドット/30fpsの高画質ムービー記録が可能となったのが特徴。レンズは光学2倍スーパーEBCズーム(38mm換算時38~76mm/F3.2~F11)で、デジタルズームは最大4.4倍。 動画は、640×480/320×240ピクセルで15~30fpsの記録が可能。記録形式はAVI形式Motion JPEG。また、撮った動画を本体内で編集する機能も搭載し、静止画やお気に入りのシーンを切り出すなどの操作が可能。範囲を選択しながらのリピート再生や、見たい箇所をクローズアップして再生できる動画ズーム再生機能なども備えている。 静止画は、2,832×2,128/2,048×1,536/1,280×960/640×480ピクセルでの撮影が可能で、撮影感度はISO160/200/400/800/1600相当(ISO800/1600は1メガモード時のみ)。シャッタースピードは1/2,000~1/4秒。 また、連続4コマ(0.2秒間隔)の連写機能や、最高40コマ(0.6秒間隔)のMEGA連写機能、最短20mmのマクロ機能も装備している。Exif Ver.2.2にも対応する。 本体背面のほぼ半分を占めるスペースに、2.5インチ11.8万画素の大型液晶モニタを搭載している。大画面モニタの採用については、「撮影した動画を皆で見られるように配慮した」という。また、屋外での動画撮影などを考慮して、液晶フードも標準で装備している。
USBや、ビデオ出力(NTSC)、ステレオミニミニジャックなどを装備。xD-Picture CardスロットとCFスロットを搭載しており、CFスロットはmicrodriveに対応する。1GB microdriveを利用することで、640×480ピクセル/30fpsで最長15分19秒の動画撮影が可能。付属メディアは16MB xD-Picture Card。 バッテリは、リチウムイオン電池「NP-60」で、xD Picture Card利用時で約130枚、microdrive利用時で約120枚の連続撮影が可能。本体サイズは64.5×31.6×93.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は210g(本体のみ)。 USBクレードル「CP-FX603」は別売(6,500円)。また、1GB microdriveや大容量リチウムイオンバッテリ「NP-120」、DVDビデオやビデオCDの作成が可能な編集ソフト「ImageMixer VCD/DVD for FinePix」などが付属したパワーアップキット「PK-FX603」も11月10日より発売する。価格はオープンプライス。
発表会では、同社電子営業事業部 営業部長の青木良和氏が製品を解説した。FinePix M603が、第3世代ハニカムのテーマである、高感度化と高精細ムービーの2つを最大限に生かしたカメラであると述べ、その特徴を説明した。 また、製品のラインナップについても触れ、「昨年までは、2メガ出力の2000シリーズ、4メガ出力の4000シリーズといった具合に展開してきた。今年は、ボリュームゾーンを狙ったF601などのFシリーズ、S602など1眼レフライクなSシリーズ、デジカメ入門者向けのA202などのAシリーズの3シリーズを展開してきたが、今回のM603は新しいMシリーズとなる。いままでもプリンタ内蔵型などマルチメディア用途に向けのデジタルカメラをリリースしてきたが、そうした新しいコンセプトのカメラのシリーズとなる」と、その位置づけを語った。 □富士写真フイルムのホームページ (2002年10月8日) [usuda@impress.co.jp]
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