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デジオン、対応フォーマットやエフェクトを充実した「DigiOnSound3」
―ヒスノイズや針飛び音、ハムノイズなどの除去機能も搭載


DigiOnSound3

11月8日発売

価格:「DigiOnSound3」通常版 45,000円
          アカデミック版 19,800円
   「DigiOnSound3 Express」9,800円

連絡先:インフォメーションセンター
    Tel.092-833-6279


 株式会社デジオンは、マルチトラック波形編集ソフト「DigiOnSound3(デジオンサウンド3)」と、廉価版の「DigiOnSound3 Express」を11月8日に発売する。価格は「DigiOnSound3」の通常版が45,000円、アカデミック版が19,800円、「DigiOnSound3 Express」が9,800円。いずれのソフトも、対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP。

 なお、「DigiOnSound2」までは開発をデジオンが行ない、販売は株式会社ジャストシステムが担当してきたが、今回の「DigiOnSound3」と「DigiOnSound3 Express」からは、販売もデジオンが担当する。

 両製品は、パソコンに取り込んだ複数の音声を波形で表示し、マルチトラックで編集できるソフトウェア。前バージョン「DigiOnSound2」との違いは、新たにOgg Vorbisとmp3PROフォーマットに対応したこと。

 また、ノイズリダクション機能を充実。カセットテープなどの雑音を除去する「ヒスノイズリダクション」や、アナログレコードの針飛び音を除去する「クラックルノイズリダクション」、電源ノイズを除去する「ハムノイズリダクション」を搭載する。さらに、CDライティング機能も備えており、このソフトだけでアナログデータの高品位なデジタル化が可能としている。

【DigiOnSound3】

DigiOnSound3の編集画面

 Ogg Vorbisとmp3PROに加え、MPEG-1/2フォーマットにも対応。「DigiOnSound2」は量子化ビット数のサポートが8/16/24/32ビットだったが、新たに20ビットにも対応した。さらに、周波数の解析データをCSV形式で保存する機能を搭載し、ASIOドライバにも対応している。

 サンプリング周波数は2~192kHzに対応。20種類のエフェクトを内蔵するほか、VSTプラブインなどの外部エフェクトも使用できる。

 対応フォーマットは、DigiOnSound、WAVE、MP3、mp3PRO、WMA、Ogg Vorbis、AIFF、AU、RAW、音楽CD(読み込みのみ)、AVI、AVI2.0、DV AVI(Type1/2)、RealMedia、(保存のみ)、MPEG-1/2、MPEG Audio Layer2、QuickTimeとなっている。

【DigiOnSound3 Express】

DigiOnSound3 Express

 「DigiOnSound3」の機能を簡略化したソフト。エフェクトチェインと周波数分析機能が省かれるほか、プラグインエフェクトにも非対応となる。さらに量子化ビット数も8/16ビットのみのサポートとなり、「DigiOnSound3」では無制限だったサウンドトラック数も6トラックに制限される。

 また、RealMedia(保存のみ)、MPEG-1/2、MPEG Audio Layer2、QuickTimeに対応せず、ASIOドライバにも対応しない。さらに、エフェクトの1つ「FFT(Fast Fourier Transform)イコライザ」が搭載されない。といった違いがある。


□デジオンのホームページ
http://www.digion.com/
□ニュースリリース
http://www.digion.com/news/20021016.htm
□製品情報(DigiOnSound3)
http://www.digion.com/pro/ds3_main.htm
□製品情報(DigiOnSound3 Express)
http://www.digion.com/pro/ds3ex_main.htm
□関連記事
【2001年10月11日】ジャストシステム、マルチトラック波形編集ソフト「DigiOnSound2」
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20011011/just.htm

(2002年10月16日)

[yamaza-k@impress.co.jp]


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