三洋、デジタルテレビ向けの低価格チップセットを発表

左：LC74186E/右：LC74152B

10月16日発表

　三洋電機株式会社は、デジタルテレビ用のデコーダチップセット「LC74152B」、「LC74186E」を10月よりサンプル出荷とする。

　SDTV(通常放送)表示の比較的低価格なデジタルテレビ向けのデコーダチップセット。「LC74152B」はA/Vデコーダチップでサンプル価格は8,000円、「LC74186E」は制御マイコンでサンプル価格は4,500円。

　LC74152Bは、オーディオ/ビデオデコーダLSIで、トランスポートストリーム(TS)、デマルチプレクサ、MULTI2方式デスクランブラ、OSDコントローラ、ビデオスケーラなどCPU以外のデジタルテレビ用の機能を内蔵している。

　ビデオデコーダはHDTV(MP@HL)ストリームを480p/480iにダウンデコードして出力し、滑らかな倍速再生や逆順再生といった特殊再生にも対応する。マクロビジョン対応のNTSCエンコーダやMPEG-AAC/MPEG-BCに対応したオーディオデコーダ、映像出力用DAC(3ch×2)などを内蔵している。メモリは外部64Mbit SDRAM×2で、パッケージはPBGA352。電源は1.8V(内部)/3.3V(I/O)。

　「LC74186E」は、PowerPC405ベースのデジタルテレビ用システム制御マイコンで、クロック周波数は最高216MHz。SDRAMコントローラ(32bitデータバス)、外部制御バス(16bitデータバス/26bitアドレスバス)を備えている。パッケージはPQFP208で、電源は3.3V。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0210news-j/1016-1.html

(2002年10月17日)

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