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フィリップス、DVD+R/RWレコーダのリファレンスデザインを発表


10月22日発表


 ロイヤル フィリップス エレクトロニクスは22日、DVD+R/RWのリファレンスデザインを発表した。現在、一部の顧客に提供開始しており、2003年第2四半期より製品の量産を予定しているという。

 リファレンスデザインは、DVDプレーヤーメーカー各社が、競争力ある価格で短期間でDVDビデオレコーダを市場に投入できるように用意されるもの。同社のNexperiaシステムプラットフォームをベースに「pnx7100 MPEG2オーディオビデオグラフィックコーデック」、「VAE8020 DVD+R/RWビデオレコーダエンジン」から構成される。

 「pnx7100」は、MPEG-2エンコード/デコード/トランスコード機能を持ち、MIPS CPUコアを内蔵する。IEEE 1394インターフェイスやソフトウェアマルチプレクサなども統合している。

 「VAE8020」は、同社のDVD+RWビデオレコーダエンジンの第2世代となるコンポーネントで、デュアル光レーザーピックアップなどのDVD+RW機構、トレイローダ、モジュール制御などの電子部品を搭載したPCBで構成される。

 同社アジア太平洋地域 コンシューマ/マルチメディア市場 ジェネラルマネージャのジェローン・クーネン氏は「最高レベルの高集積化を実現したこのソリューションを利用すれば、顧客はDVDレコーダ市場に短期間で参入できる。2003年1月に開催されるCES(Consumer Electronics Show)でDVD+R/RWビデオレコーダを発表することも可能だ」と、リファレンスデザインを利用することで、顧客が容易にDVDビデオレコーダ市場に参入できることをアピールしている。

 あわせて、新開発のメディアプロセッサ「Nexperia pnx1500」も発表された。2003年第1四半期よりサンプル出荷され、第2四半期より量産開始される。量産時の価格は20ドル以下の見込み。

 DVDプレーヤーやパーソナルビデオレコーダ、液晶テレビ向けのメディアプロセッサで、MPEGビデオ処理を最適化する追加命令を実装したTriMedia CPUコアを搭載。MPEG-2/MPEG-4/H.264/DV/RealVideo/DivX 5などのビデオ標準規格をサポートする。

 LCDコントローラやモーションアダプティブラインダブラなどの機能のほか、Ethernetコントローラもワンチップに統合している。製造プロセスは0.13μm。

□フィリップスのホームページ
(10月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.philips.co.jp/

(2002年10月22日)

[usuda@impress.co.jp]


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