◇ 最新ニュース ◇
|
||
【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
||
|
日本ビクター株式会社とビクターエンタテインメント株式会社は29日、CDやDVDオーディオなどの音質向上を図る新技術「エンコードK2(ENC K2)」を開発したと発表した。 「ENC K2」は、同社が'87年に開発した「K2テクノロジー」をCDフォーマットエンコーダープロセスに組み込んだもの。ビクターでは、同技術を導入したCDやDVDオーディオディスクの製作、製造の受注を開始する。第1弾として、ビクターエンタテインメントが11月13日に発売するCCCD(コピーコントロールCD)に同技術が採用される。 リップル、ジッターなどの符号外成分が混在したデジタル信号から、理論上の符号情報のみを読み取り、デジタル信号伝送系での音質変化を低減する「K2テクノロジー」がベースとなっている。新たにEFM信号(Eight to Fourteen Moduration)に対応させ、DATAの同期化制御を行なうことで、CDフォーマットエンコーダープロセスに組み込むことに成功したという。 通常CD製作におけるカッティング工程は、「マスターテープ再生」→「CDフォーマットエンコーダー」→「レーザーカッティング」の3つのプロセスで構成される。日本ビクターでは、マスターテープに関わる音質変化を除去する「Digital K2」や、レーザーカッティングの精度を高める「K2レーザーカッティング」などの技術を導入してきたが、今回の「ENC K2」により、CDフォーマットエンコーダプロセスでも音質変化要因を除去できるようになった。ENC K2の採用により、全てのカッティング工程において、音質向上プロセスを確立したとしている。
□ビクターのホームページ (2002年10月29日) [usuda@impress.co.jp]
|
|