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日本TI、ハイエンドオーディオ向けのD/Aコンバータ
--SACD/DVDオーディオ対応、ダイナミックレンジは132dB


2003年3月量産出荷開始


 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は26日、ハイエンド・オーディオ製品向けのD/Aコンバータ(DAC)「PCM1792」を発表した。2003年3月より量産出荷が開始され、1,000個ロット時の単価は13ドルからとなっている。

 「PCM1792」は、業界最高のダイナミックレンジ132dBを実現し、DVDオーディオやSACDの音源をより原音に近い音質で再現できるとしている。ファミリ製品として、SACD信号の専用入力端子を装備した「DSD1792」も同時に提供が開始される。

 同社が独自に開発したDACアーキテクチャ「Advanced Segment方式」を採用し、定電流源によるマルチレベル構成とすることで、高いダイナミックレンジ性能を実現し、クロック・ジッタ耐性も改善。また、SACDの優位性を生かす「アナログFIRフィルタ」もあわせて実現している。

 同社では、AVアンプやユニバーサルプレーヤー、業務用ミキシングコンソールなどへの応用を見込んでいる。

    【主な特徴】
    ・ダイナミック・レンジ
     132dB(9.0Vrms モノラルモード)
     129 dB(4.5Vrms ステレオモード)
     27dB(2.0Vrms ステレオモード)
    ・サンプリング・レート:192kHz
    ・THD+N: 0.0004%
    ・分解能:24bit(PCM)
    ・DSDおよびPCMフォーマットに対応

□日本TIのホームぺージ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj02078.htm

(2002年11月26日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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