◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
JEITA、10月の電子機器国内出荷を発表
―PDP、DVDプレーヤーなどが続伸、4カ月連続で上昇


11月29日発表


 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は、2002年10月における民生用電子機器の国内出荷実績(速報値)を発表した。全体の出荷金額は1,664億円、前年同月比103.6%となり、4カ月連続のプラスで推移した。

国内出荷実績推移(金額)
出典:電子情報技術産業協会
電子統計委員会

 増加した品目は、PDP、液晶テレビ、DVDビデオ、ビデオプロジェクションなど。分野別の金額では、DVD、BSデジタルなどの普及を追い風に、映像関連が同106.5%と7カ月連続で上昇した。

 一方、音響関連は同86.4%と2000年3月以来マイナスが続いている。カーAVCは、堅調なカーナビゲーションシステム、カーカラーテレビが牽引し、同104.1%と2カ月連続で上昇した。

 PDPは過去最高の2万台を出荷。前年同月比で276.0%と続伸している。拡大の要因を同協会では、ラインナップの充実や単価の下落を挙げている。液晶カラーテレビも引き続き好調で、同157.7%、74,000台で推移した。より大型の画面にシフトしているという。

 カラーテレビは台数前年比で5カ月連続のマイナス。30型以上も同92.5%と振るわなかった。なお、BSデジタルテレビ、BSデジタルチューナ、BSデジタルチューナ付きPDPを合わせたBSデジタル関連機器は、累計で158万5,000台を出荷している。

 DVDビデオは、7月以来の30万台、同187.7%を記録した。録再機では、低価格な単体タイプと高級HDD内蔵タイプの両面で需要が拡大しているという。一方、VTRは20カ月連続で前年割れ。同協会では、DVD一体型へのシフトを要因としている。

 9月に減少したビデオプロジェクタは、同173.0%と反発。ビデオ一体型カメラも同105.8%と堅調に推移している。

 音響機器では、CDプレーヤーが同101.8%と前年の水準を維持したものの、MDは再生専用型の落ち込みが影響、同80.9%と続落している。ステレオセットMD付きも同96.7%と減少したが、DVD付きのホームシアタータイプは順調に推移した。

【民生用電子機器国内出荷(2002年10月)
 2002年10月2002年累計
実績
(千台)
前年
同月比
(%)
実績
(千台)
前年
同月比
(%)
カラーテレビ 687 92.0 6,569 86.7
 (内)30型以上 61 92.5 532 93.4
 (内)BSデジタルテレビ 45 119.9 327 193.7
PDP 20 276.0 131 364.8
液晶カラーテレビ 74 157.7 769 141.8
VTR 383 77.7 3,745 80.2
DVDビデオ 307 187.7 2,325 204.9
ビデオ一体型カメラ 115 105.8 1,201 107.3
ビデオプロジェクション 4 173.0 40 162.7
BSデジタルチューナ 12 92.0 178 70.0
CDプレーヤー 225 101.8 1,896 95.5
 (内)ポータブル型 216 103.9 1,791 96.6
MD 184 80.9 2,256 97.8
 (内)ポータブル型 178 81.7 2,181 98.9
HiFiアンプ 27 104.0 272 97.0
HiFiスピーカーシステム 30 92.0 317 104.2
カーナビゲーションシステム 215 126.6 1,776 114.3
カーカラーテレビ 92 123.2 794 112.6
カーステレオ本体(カセット) 131 88.1 1,325 74.9
カーCDプレーヤー 594 103.5 5,452 104.1
カーMD 40 121.1 339 81.7

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2002年10月国内出荷時実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2002/ship_10.htm
□関連記事
【10月31日】JEITA、9月の電子機器国内出荷を発表
―PDPの出荷が過去最高の19,000台に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021031/jeita.htm

(2002年11月29日)

[usuda@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00