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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本電算機株式会社は、地上波録画が可能なHDD搭載ブロードバンドルータ「iBOXサーバ」にDVD-R/RWドライブ搭載モデル「iS3」と、80GBリムーバブルHDDモデル「iS2-4」を12月7日から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はiS3が16万円弱、iS2-4が17万円弱になる見込み。
■ HDDとDVD-R/RWのハイブリッドになったiS3 iS3は、80GB HDD搭載の「iS2-1」をベースにDVD-R/RWを搭載したモデル。HDD内の番組をDVD-R/RWにコピーすることができる。ドライブは4倍速DVD-R書き込みに対応。ディスクにはDVDビデオ形式で記録し、VRフォーマットには対応していない。
なお、DVDへの直接録画は行なえないほか、HDDからDVDへのリレー録画も不可能。DVDビデオのメニュー作成も行なえないなど、DVD-R/RW関連の機能はシンプル。こうした機能は「ファームウェアの無償バージョンアップで対応したい」(石井孝利社長)としている。 DVD-R/RWの採用について石井社長は、「当初はDVD-RAMを考えたが、国内では(パソコン用を含めると)DVD-RWが全盛。ただし、海外でDVD+R/RWのシェアが高いことを考えると、将来的にはDVD±R/RWドライブを搭載したい」と説明した。
■ リムーバブルHDD採用のiS2-4 iS2-4は、iS2シリーズのDVD-ROMドライブ部をリムーバブルHDDとした製品。本体内蔵の80GBと、りムーバブルのHDDを合わせると、計160GBになる。
HDDはカートリッジに入っており、パソコン用の3.5インチを使用する。同社では推奨していないが、160GB HDDなど、ユーザーによる換装も可能だという。HDDカートリッジの価格は3万円前後と見られる。カートリッジは電源の入った状態で取り外しが可能。また、ドライブベイに鍵が付いており、HDDカートリッジの着脱をロックすることできる。 HDDカートリッジ装着時には、内蔵HDDからHDDカートリッジへのコピーが可能。また、装着して録画予約をすると、録画先として、内蔵HDD、HDDカートリッジのどちらかを選択できる。録画ビットレートは、内蔵HDDと同じく8/4/2Mbps。 iS3、iS2-4ともに、その他の仕様はiS2シリーズと同等。Linuxベースのアプリケーションも、DVDやリムーバブルHDD関連のメニューやバグフィックスを除くと、10月の出荷分と大きな差異はないという。 ただし、iS3、iS2-4では、従来の最上位機種「iS2-3」にあった無線LAN機能(IEEE 802.11b)を搭載していない。来春にはより高速転送が可能なIEEE 802.11gを同シリーズで採用するという。
石井社長は「2003年は、家庭内でホームネットワークとAVが求められる年になる」と解説し、インターネットとHDDレコーダによる放送の高度利用化が進むとした。
その中で、同社のオリジナルEPG「Bepg」とiBOXサーバーによるタイムシフト利用の利便性を力説、今後は放送とインターネットの同時表示、チャット機能、テレビ電話機能、遠隔地の仲間同士の動画利用などの機能をiBOXサーバに付加していきたいと語った。
□日本電算機のホームページ (2002年12月3日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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