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三洋電機、業界最小のテレビ信号処理LSI


1月よりサンプル出荷開始


 三洋電機株式会社は21日、カラーテレビ用信号処理LSI「LA76930」を開発したと発表した。フラッシュ版とマスクROM版を用意し、サンプル出荷は1月から行なう。サンプル価格はそれぞれ2,000円、1,500円。量産開始は2003年第2四半期を予定している。

 LA76930は、信号処理LSI、8bitマイコン、CCDをDIP-64Sパッケージに1チップ化。信号処理は、中間周波数、輝度、色差、偏向を対象としている。ピン配置をほとんど変更せずに別機種を作成する「Pin to Pin」方式や、特殊部品の取替えだけで全世界に対応できる「グローバルシャーシ」が可能になるとしている。

 また、外形の小型化のため、チップ内部のフレームを分離する「フレーム分離技術」や、LSI内部のチップ間の結線を直接ボンディングする「ダイレクトボンディング技術」を投入。樹脂封入の安定性や、発熱、ノイズによる影響を改善している。

 NTSCおよびPAL形式、38/38.9/39.5/45.75MHzに対応。電源電圧は5V、9Vで、YCbCr入力、ブルーストレッチ機能、64色OSD機能、コイルレスIFVCOなどを内蔵している。

□三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0301news-j/0121-2.html

(2003年1月22日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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