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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社アイ・オー・データ機器は、GRTや3次元Y/C分離も搭載したTVチューナ内蔵DV-アナログコンバータ「GV-1394TV」を2月中旬に発売する。価格は34,800円。対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XP。
GV-1394TVは、DVエンコーダを搭載したIEEE 1394接続のTVキャプチャBOX。機能としては、カノープスが2002年12月に発売した「ADVC-200TV」(標準価格42,800円)に近いが、GV-1394TVにはGRTや、3次元Y/C分離回路といった高画質化回路が採用されている点で大きく異なっている。
DVコーデックLSIには、NECがカノープスと共同開発したDVコーデック機能搭載のIEEE 1394 LSIを採用。長時間のコンバートでも音ずれしない「Locked Audio」機能も搭載する。また、チューナは松下製、ゴーストリデューサは10Tapsまで対応するNEC製のものを採用している。 ビデオデコーダもNEC製で、10bit A/D変換に対応し、さらに3次元Y/C分離、3Dノイズリダクション、画質補正機能、デジタルAGC機能なども内蔵。なお、3次元Y/C分離と3Dノイズリダクションは、同時に使用できない。
TV録画・視聴ソフトは、オリジナルの「DigitalTV Recorder」が付属。チャンネルや、入力ソースの切り替えといった基本操作に加え、ハードウェア設定なども可能。チャンネル切り替え、録画プレビューとも1秒以下で動作するとしている。 録画形式はDV形式(AVI/AVI 2.0)のほか、MPEG-1/2とWMVでのリアルタイム録画にも対応。MPEGエンコーダはLigos製。再生機能には、デインタレースフィルタも装備している。 ハードウェア設定では、ゴースト低減や3次元Y/C分離、3DノイズリダクションのON/OFFに加え、ゲインコントロール、黒伸張補正、白ピーク補正など非常に詳細な設定が行なえる。
予約録画は、同梱の自社開発の予約録画ツール「Channel Manager」で行なう。iEPGにも対応し、携帯電話からの予約(添付ソフトreserMailを使用)も可能。予約時には外部入力も選択できる。 なお、本体にはチャンネル切り替えボタンなどは搭載しておらず、市販のDV編集ソフトで使用する際には付属のチャンネル切り替えツール「Channel Commander」を利用することになる。
また、GV-1394TVの特徴として、TV録画時に音声を通常の2ch(48kHz/16bit)録音以外に、音声多重放送を4ch(32kHz/12bit)で録音することもできる。4chで録音しておくと、DV編集ソフトのほか、付属のツール「Audio Changer」を使って任意の音声チャンネルだけを持ったAVIを作成可能。 DVDオーサリングソフト「DVD MovieWriter SE 2.0 with AC-3」もバンドルされ、AVIファイルを+VR形式でDVDに書き込め、Channel Commanderと併用してリアルタイムにDVDに録画することもできる。さらに、ソフトウェアDolby Digital Consumer Encoderを搭載しており、ドルビーデジタル2ch音声のDVDビデオ作成も行なえる。 パッケージにはそのほかにも、データ管理・MPEGエンコードツール「MediaSink」、動画編集ソフト「VideoStudio 6 SE」なども付属。本体の外形寸法は180×180×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は650g。縦置きには対応していない。
□アイ・オーのホームページ
(2003年1月29日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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