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松下電器産業株式会社は5日、映像伝送向けの5GHz無線LANチップセットを開発したと発表した。3月よりサンプル出荷を開始し、サンプル価格は1セットで1万円となっている。 発表されたのは、MPEG-TS入出力ポートを3つ備えたIEEE 802.11a対応信号処理LSI「MN103S640L-H」と、組み合わせて使う高周波部ICの「AN27551A」(RF)、「AN27552A」(IF)。MPEG-TSを直接入出力できる信号処理LSIは、業界初としている。 無線LAN用信号処理LSIには、映像伝送時のエラー発生、データ再送での時間的なずれを補正する機能を内蔵。従来のPC用無線LAN用信号処理LSIとは異なり、外付け回路なしで無線映像伝送を可能にするという。パッケージはCSPで344ピンの0.65mmピッチ。 加えて、無線パケットごとに信号レベルを高速に検出し、アンテナを自動的に切り替える高速ダイバーシティ機能を搭載。IEEE 802.11aのプリアンブル信号をもとに、2本のアンテナをより大きな感度が得られるアンテナ側に切り替えながら受信する。これにより、家庭内などのマルチパス環境でも安定した受信が可能となり、「無線AVホームネットワークの実現、普及を加速する」としている。 高周波部ICには、0.25μm SiGe Bi-CMOSプロセスを採用して電流を削減。また、各ブロックの電流値の最適化などにより、低消費電力を実現したという。パッケージはQFNで、RF ICが28ピン 4.2×5.2mm、IF ICが44ピン 6.2×6.2mmとなっている。
□松下電器のホームページ (2003年3月5日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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