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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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アルプス電気株式会社は、チューナ部分に復調器を内蔵したデジタル放送用地上波チューナユニット「TDHシリーズ」を開発。5月よりサンプル出荷を開始する。サンプル価格は25,000円。 TDHシリーズは、同一形状で日本・米国・欧州の各国の復調方式に対応する機種を用意した、デジタル放送用地上波チューナユニット。PLL回路、ミキサ、オシレータを1つにするカスタムICの採用などにより、容積比で同社従来品から30%減の小形化を実現している。 また、同社の高周波回路設計技術を用いて、チューナ部とICの1パッケージ化を行ない、セット側へのTS出力(Transport Stream)も可能とした。これにより、セット側ではチューナから復調器までの回路設計が不要となり、後段で使用するMPEG処理回路を、既存の各種デジタル放送用製品と共通化することができる。 外形寸法は73.7×41.0×13.0mm(幅×奥行き×高さ)で、外形形状を同社のデジタル衛星放送、デジタルCATV放送など、各種デジタル放送用の製品と統一。セット側ではチューナおよびチューナユニット周辺部分の機構設計などを変える必要がない。また、セット側での設計期間の短縮や負荷の低減すため、各種機構、回路の共通化を継承している。 主な用途は、デジタルTV、セットトップボックス、VTR、PCなどのデジタル地上波放送受信用で、日本向けの仕様は、アンテナ入力方式が1入力/1入力・1出力、制御方式はI2Cバスコントロール。受信周波数はフルバンドで、受信可能モードはOFDM 8K。北米地上波モデルには、アナログ放送のNTSC復調機能も内蔵する。 地上デジタル放送は現在、8カ国で放送が行なわれており、日本では2003年12月より東京・大阪・名古屋市で放送開始が予定されている。
□アルプス電気のホームページ (2003年4月24日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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