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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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アップルコンピュータ株式会社は、新製品説明会を開催し、新iPodやiTunes 4の日本での展開について説明した。
iTunes 4は、米国内で28日より提供開始した音楽ダウンロード販売サービス「iTunes Music Store」に対応し、99セント/曲で128kbpsのAACファイルがダウンロードできるのが大きな特徴。 発表会の冒頭で、同社マーケティング本部の大宮哲夫マーケティング本部長は、「みなさんの聞きたいことは“iTunes Music Store”の日本での展開だと思います」と切り出し、「米国で1年半かけてサービスを提供できるようになった。iTunes Music Storeはワールドワイドでやりたいと考えているが、新しいビジネスモデルのため、著作権者との話し合いなど、(日本では)まだお時間をいただく必要がある」と説明。 また、「アメリカに極力近い形でサービスを提供したいと考えており、iTunes 4では米国外のユーザーでも(購入以外の)Music Storeの機能を利用できる」と述べ、Music Storeのデータベース検索などは日本語版のiTunes 4でも行なえることを説明した。なお、前述の理由から「具体的な(日本での販売)サービス開始時期についてはコメントできない」としている。
その後、一井良夫プロダクトマネージャーがiTunes 4の新機能について説明。iTunes 4では、新たにAAC(Advanced Audio Codec)をサポートしたほか、LAN内で他のMacintoshとオーディオデータを共有する機能も追加。また、DVDへのアーカイブ保存(iDVDが必要)などが行なえるようになっている。 LAN内でのオーディオ共有機能は、同社のネットワーク技術「Rendezvous(ランデブー)」のサポートにより実現されており、LAN上のMacintoshを自動検出し、サーバーマシン上の音楽ファイルを5台までのMaciontshからストーリーミング再生できる。 なお、iTunes Music StoreでダウンロードしたAACファイルは、3台までのコピーが可能だが、その際はネットワーク経由の認証が必要となる。
続いて、iPodプロダクトマネージャーの柳原知明氏が新iPodの特徴を解説。新iPodはHDDの容量により、10GB「M8976J/A」、15GB「M8946J/A」、30GB「M8948J/A」の3種類が用意され、価格はそれぞれ36,800円、47,800円、59,800円。 新iPodでは4つの操作ボタンとタッチホイールコントローラを採用。全てタッチセンス方式となっており、稼動部を減らしたため、耐久性の向上が実現できたという。
柳原氏は、新機能の「On-The-Go」を利用したiPod上でのプレイリスト作成や、レーティングをデモ。また、15.7mmという厚みをCD2枚分と強調し、ほかのオーディオプレーヤーと比較しても薄く、かつ豊富なオーディオデータを収録可能と説明。ドックの採用によりケーブルの煩わしさから開放されるほか、ライン出力を装備し、アクティブスピーカーなどと接続することでステレオシステムとしても利用できると解説した。
また、ドックとの接続は、新たに採用したアップルオリジナルのコネクタを介して行なう。接続ケーブルはIEEE 1394とUSB 2.0の2製品が用意され、IEEE 1394は標準で添付、USB 2.0用のケーブルは6月より2,400円で発売される。 なお、Windows/Macntioshの両OSに対応し、10GB/15GB/30GBの3モデルのみのラインナップとなる。初期出荷時にはMacintosh用にHFS+フォーマットとなっているが、Windows搭載パソコンに接続すると「初期化しますか? 」とのメッセージが表示され、FAT32でフォーマットされるという。
□アップルのホームページ (2003年5月1日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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