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日立、有機ELでブラウン管なみの輝度ピーク特性を実現
-明るさを画素の発光時間で表現、テレビへの応用も


5月19日発表


 株式会社日立製作所は19日、有機ELディスプレイの画質を大幅に向上させるという「発光期間制御回路技術」を開発したと発表した。これにより従来CRTのみだった「ピーク輝度制御」を実現。平面ディスプレイでは初めてになる。

 発表されたのは、画素ごとの発光する時間幅(発光期間)で階調を表現する「発光期間制御回路」。従来は、有機発光体の輝度で明るさを表現していた。

 これにより、画面上の局所的に明るい部分を白色ベタ面の2倍以上の輝度にする「ピーク輝度制御」も可能になった。従来ブラウン管のみが持っていた特性で、平面ディスプレイとしては初めて実現。64階調26万色の高輝度発光や、なめらかな動画表示などの特性も実現したという。

 同社では320×240ドットの3.5型有機ディスプレイで検証を行なった。デジタルカメラ、携帯電話向けの小型ディスプレイを応用範囲とし、将来的には家庭用テレビへの適用も視野に入れている。

□日立のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/030519.html

(2003年5月20日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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