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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は11日、同社が展開中のMPEG-1、MPEG-2の各種ソフトコーデックをあわせ、「MediaArtist」としてシリーズ化すると発表した。 その第1弾として、ソフトウェアMPEG-2エンコーダ「MPEG-2 Encoder5」(PS-MP2EMW)の企業向けライセンスを13日より行なうと発表した。PC周辺機器や、画像処理ソフト、DVDオーサリングソフト、業務用システム市場などに対し、ライセンス販売を積極展開する。また、今後はMPEG-4などソフトウェアコーデックのラインナップ拡充を図る。 MPEG-2 Encoder5は、同社が展開中のソフトウェアMPEG-2エンコーダの最新版。高速化と高画質化を実現したほか、DVDビデオ規格に加えて、新たにビデオレコーディング(VR)規格にも対応した。インターフェイスは以前のバージョンを踏襲し、DirectShowに対応している。対応OSはWindows 98 SE/Me/2000/XP、DirectX 7.0~9.0をサポートする。 高精度に動きを探索する独自アルゴリズムを開発し、動きベクトル検出精度を向上。探索速度の改善により、従来品比で約22%の速度向上に成功した。720×480ドット、5MbpsのDV素材(プロモーションビデオ)の場合、MPEG-2 Encoder4の71.6%のエンコード時間で終了する(Celeron 2GHz、メモリ384MB、Windows 2000、DirectX 8.1環境)。 画質面では、エンコード映像を先読みし、適切なビット配分を行なう独自のアルゴリズムを搭載。低ビットレートでも高画質にエンコードできるようになり、動きの激しいシーンでも、高画質なエンコードを保つという。 また、DVD VR規格に対応し、VR対応のMPEG-2 プログラムストリームを出力可能になった。これにより、民生用DVDレコーダなどとの互換性を確保。「DVD-RAMなどに対応したアプリケーションへの組み込みに最適」としている。さらに、ドルビーデジタル、リニアPCMの音声マルチプレクス機能、SVCD規格、PAL方式などにも対応する。
□松下電器のホームページ (2003年6月11日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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