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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は12日、同社カーナビゲーションシステムの新ブランド「Strada(ストラーダ)」を発表。その第1弾製品として、DVD-ROMからSDカードに地図データをコピーすることで、DVDビデオの再生とナビ機能を同時に利用できる「DV250」、「DV150」シリーズ計4モデルを7月10日に発売する。いずれも1DINサイズで、インダッシュタイプとオンダッシュタイプが用意されるが、性能に違いはない。詳しい種類と価格は以下の通り。
いずれのモデルも7V型ワイド液晶モニタを搭載したDVDカーナビ。最大の特徴は、DVDからSDカードに地図データや目的地情報など、ナビゲーションに必要なデータをコピーすることで、DVDビデオなどを観ながらナビゲーション機能が同時に利用できる「SD覚えてルート」を搭載したこと。 地図データは、あらかじめ北海道、東北、北関東、南関東など、全国が9つのエリアに分割されており、SDカードに1エリアをコピーできる。なお、製品には128MBのSDカードが標準で付属するほか、256MB以上のカードも利用できるが、コピーできるエリアを増やすことはできない。 SDカードにデータをコピーしても、「オートリルート」や「ぬけみち検索」、「VICSレベル1,2,3表示」、「自宅検索」など、搭載するナビゲーション機能はすべて利用できる。さらに、地図の拡大や分岐点での音声案内なども可能。ただし、コピーしたエリア外に出る場合は、2km手前で地図ディスクのインストールを促す表示が出る。
オーディオ、ビデオ部は、DVDビデオの再生に対応し、TVチューナも内蔵する。また、光デジタル出力も装備しており、別売のサラウンドプロセッサ「CY-AC300D」を接続してドルビーデジタル5.1ch環境を構築できる。さらに、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生に対応するほか、ID3タグの漢字表示も可能。ただし、SDカードに記録した音楽ファイルや、DVD-R/RW、DVD-RAMの再生はサポートしていない。 7V型の液晶モニタはタッチパネル式を採用。いずれのモデルも別売のリヤモニターが接続でき、フロント画面でナビ、リヤでDVDビデオやテレビを表示するといった使い方もできる。
■ CN-DV250RD/250D インダッシュタイプで、本体ユニットと液晶モニタを1DINサイズに収めるため、CPUや描画プロセッサ、I/O ASICを一体化した「ウルトラ1チップ」を採用。さらに小型のTV/VICSFM多重チューナパックを搭載して、省スペースを実現している。 「CN-DV250RD」はリアビューカメラをセットにしたモデル。「バックギア連動機能」や、自車の幅に合わせて表示を調整できる「スケール表示」、夜間に感度を補正する「自動感度補正」などを搭載。カメラコントローラを本体に内蔵しているので、配線の目立たない取り付けができるという。
■ CN-DV150RD/150D オンダッシュタイプで、通常モデル「CN-DV150D」とリアビューカメラをセットにしたモデル「CN-DV150RD」をラインナップする。液晶モニタのボタン位置とデザインが若干異なるが、採用するパネルや本体ユニットの性能はCN-DV250RD/250Dと同じ。
■ 新ブランド“ストラーダ”
新ブランド「Strada」は、今回の製品だけでなく、今後の同社カーナビ製品共通のブランド名になるという。コンセプトは「From Home To Car」で、家庭と車環境をシームレスに繋ぐことが目的となる。そのため、DVDビデオやSDカードなど、同社が得意とする家電製品の技術やメディア、機能をカーナビに取り入れていくとのこと。
また、今後はHDDを搭載する機種や、よりマルチメディア機能を充実させた新製品の投入を検討しているという。ちなみに、ストラーダはイタリア語で「道」を意味する言葉で、「人と車と道を結ぶ」という意味以外にも、「DVD・HDD・SDカードの3つのメディアが交差する」というニュアンスも含ませたという。
□松下電器のホームページ
(2003年6月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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