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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ティアック株式会社は、独Avantgarde Acoustic(アバンギャルド・アコースティック)のホーン型スピーカーシステム4機種を7月上旬に発売する。すべて受注生産。 ラインナップは「TRIO+BASSHORN」(1,800万円、1セット)、「DUO」(280万円、ペア)、「UNO」(200万円、ペア)、「SOLO」(65万円、1本)の4機種。 ホーンスピーカーの理念を現代の技術で具現化したという新ブランド。「前衛」という名でフランクフルト空港に展示されていた製品で、国内ではティアック エソテリックカンパニーが輸入販売権を獲得した。 ホーンには、90度の開口を持つエクスポネンシャルホーンではなく、開口180度のスフェリカル(球面)形状を採用。今では珍しい真円のホーンを使用している。スフェリカルは精度維持が困難で、現代では角型のエクスポネンシャルが一般的に採用されている。 スフェリカルの特徴は、ドライバから出口までの距離の短さ。エクスポネンシャルと異なり、最低共振周波数でもレベル変動のない特性が得られる。さらに高域では指向性が広く取れるのも利点だという。一般的なスピーカーシステムが伝達する直接音は約55%とし、同社のスフェリカルでは「約85%を直接音として伝えることが可能」としている。 ホーンの素材には純粋なABSを採用。「ごくニュートラルなレゾナンス特性と、耐久性、対候性に優れる」という。また、高精度なホーンを実現するため、自社にインジェクション・モールディング(射出成形)設備を導入。950mm径の中低域ホーン用の金型は8,000kg以上となり、精度は±0.05mm内。 なお、全シリーズともホーンのカラーリングをカスタマイズできる。標準色は白、銀、黒、青、緑、赤の6色。加えて、欧州車の色番号での指定も行なえる(別料金)。
■ TRIO+BASSHORN
TRIOの周波数特性は100Hz~20kHz。クロスオーバー周波数は100/600/4,000Hzで、感度は109dB(1m/1W)となっている。インピーダンスは8Ω。外形寸法は950×830×1,620mm(幅×奥行き×高さ)、53kg。 BASSHORNの周波数特性は18~250Hzで、内蔵アンプの出力は350W。ホーンの素材にはアルミを使用している。外形寸法および重量は1,025×1,065×700mm(同)、95kg(1台)。 なお同システム以外に、アンモナイト曲線のフレームにホーンスピーカーを取り付けた「TRIO CLASSICO」も選択可能。追加料金は30万円。また、TRIO+4BASSHONE(1,400万円)、TRIO+2BASSHONE(1,000万円)も用意する。
■ DUO
ホーンスピーカー部の周波数特性は170Hz~20kHz。サブウーファ部は25~200Hz。感度は104dB(1m/1W)、インピーダンスは8Ωとなっている。サブウーファのアンプ出力は250W。
外形寸法は670×680×1,550mm(幅×奥行き×高さ)、重量は65kg。
■ UNO
内蔵パワーアンプの出力は250W。外形寸法および重量は570×710×1,450mm(幅×奥行き×高さ)、60kg。
■ SOLO
30Hz~20kHzの周波数特性を持ち、感度は97dB(1m/1W)。スタンドは高さ600mmと200mmを選択できる。
外形寸法および重量は460×455×460mm(幅×奥行き×高さ)、30kg。
□ティアックのホームページ (2003年6月18日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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