ティアック、Grand Prix Audioのカーボン製ラックなど

MONACO MODULAR

7月上旬発売 標準価格：12万～70万円 連絡先：お客様相談室 　　　　　Tel.0570-000-701 　　　　　Tel.03-3592-1827

　ティアック株式会社は、米Grand Prix Audioのオーディオラックの取り扱いを開始し、計5製品を7月上旬に発売する。価格は以下の通り。

製品名	製品ジャンル	標準価格
MONACO MODULAR	アイソレーションシステム(4段ラック)	700,000円
	アイソレーションシステム(3段ラック)	500,000円
MONACO AMPLIFIER	アイソレーションシステム	200,000円
FORMULA SHELF	チューニングボード	150,000円
APEX	フットセット/3個	120,000円

　Grand Prix Audioは、インディー500やCARTシリーズでの実績を持つシャシーメーカー「Swift」のエンジニア、Alvin Lloyd氏が設立。カーレースで得られた振動吸収技術やカーボンコンポジットのノウハウを活かした製品を生産している。

　各製品には、高度な振動減衰特性を持つという「内部ダンピングスペース」、支柱の振動を効果的に排除する「O-リング共振排除機構」、球状構造体で振動を隔絶する「True Vector連結」など、外部振動を隔絶する各技術を投入。

　フレームにはカーボンファイバーを採用するほか、支柱とフレーム間にはゴム製ダンパーを使用。振動の排除とシステム本来のダンピング機能もサポートしている。

　支柱およびスパイクはステンレススチール製。アクリルボードを組み合わせた棚板は、ソルボセインのダンパーパッドで支持する。

■ MONACO MODULAR

セッティング例

　4段、または3段のオーディオラック。棚板1枚当たりの耐荷重は68kg。

　外形寸法は、4段タイプが610×673×1,003mm(幅×奥行き×高さ)、重量は31kgとなっている。特注で奥行き533mmタイプも用意。

　また、中段の高さも指定可能で、収容機材の高さにより149mmと196mmを選択できる。

■ MONACO AMPLIFIER

MONACO AMPLIFIER

　Grand Prix Audio共通の技術を使用したパワーアンプ用ボード。外形寸法は610×673×178mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.4kg。

　MONACO MODULAR同様、奥行きを533mmにした特注仕様も用意する。

■ FORMULA SHELF

FORMLA SHELF

　MONACO AMPLIFIERなどの上に設置するボード。表がカーボンファイバー、裏面がケブラーという構成で、アラミド繊維を効果的な使用したことにより「均一な振動減衰特性を獲得した」という。

　外形寸法は533×592×20mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。特注で527×451×20mm(同)も選択可能。

■ APEX

APEX

　ソルボセインをカーボンファイバーでサンドイッチしたインシュレータ。ラックでの使用を前提にしている。ステンレンスボールを先端にセットすることで、ラックを床からフローティングした状態に保つという。

　重量は1個130g。本体交換用の脚が付属する。

□ティアックのホームページ
http://www.teac.co.jp/
□Grand Prix Audioのホームページ
http://www.grandprixaudio.com/
□製品情報
http://www.teac.co.jp/av/import/gpa/gpa_main.html
□関連記事
【6月20日】ティアック、米Bell'O製AVシステムラック
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030620/teac2.htm

(2003年6月23日)

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