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株式会社アスクは7日、10bit SDIに対応した入出力カード「Blackmagic DeckLink」シリーズの販売開始を発表した。 入出力の違いで「Blackmagic DeckLink」、「Blackmagic DeckLink SP」、「Blackmagic DeckLink Pro」の3タイプを用意する。それぞれの特徴は次の通り。
DeckLinkは、豪Blackmagic DesignのSDI入出力カード。SDIのキャプチャ、モニタなどが可能になる。対応OSは、Windows 2000/XP、Mac OS X。Final Cut Pro(3、4)、After Effects、Combustion、Shake、Cleaner、Color Finesse、Microcosm、DVD Studio Pro、iDVD、Photoshopなどで使用できる。Macintoshの場合、Power Macintosh G4での使用を推奨している。Power Macintosh G5は動作を検証中で、発売までに随時公開される。 この種の製品としては比較的廉価(従来50万~100万円)なため、アスクではプロダクションなどの「クリエイター1人に1枚」を標榜し、「ワークフローを激変させる可能性がある」と解説。販売パートナーのTOO、報映産業、加賀電子などを通じ、コンテンツクリエーション分野に向けて展開する。 また、外部ディスクアレイを必要としないJPEG圧縮コーデック「オンラインJPEG(Motion JPEG)」を採用。さらに、業務用VTRの制御に使用するRS-422Aやシンク生成機能をカード上に備えている。このため、従来必要だった機材を大幅に減らした上で、ノンリニア編集システムが構築できる。 発表会では、Final Cut Pro、Photoshop、Combustion、After Effectsなどでの動作でもが行なわれた。Final Cut Proでは、ソニー製HDCAMから10bit SDIでキャプチャ、編集、NTSCモニタでのプレビューなどを行なった。また、Photoshopを使ったデモでは、PCモニタとNTSCモニタのマルチディスプレイ環境をアピール。NTSC側のモニタでも編集が可能なため、クリエイターは仕上がりをイメージながら編集作業を行なえる。CombustionやAfter Effectsでも、レンダリング中の映像もすべてNTSCでモニタできるため、コンポジション作業に向くという。
なお、転送速度100Mbpsの「ファイバチャネル」を使ったSAN(Storage Area Network)向けマネジメントソフト「FiberJet」の販売開始も発表した。こちらもコンテンツクリエーション分野に向けた製品で、ファイバチャネル対応のディスクアレイと各PCを管理し、ディスクアレイをローカルドライブのように扱うことを目標にしている。価格は45万円。対応osは、Mac OS X。OS9やWindows 2000/XPにも順次対応するという。 従来のSANソフトの場合、設定を変更すると再起動する必要があった。また、ファイルの専任管理者も必要だった。しかし、FiberJetでは再設定時に再起動は必要なく、専任管理者なしでも運用が可能だという。また、ファイバチャネル用管理ソフトの代表、「Fibernet」への乗り入れも可能となっている。
□アスクのホームページ (2003年7月7日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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