古河電工と住友電工、アンテナ事業を統合 －地上デジタル向けの需要拡大を目前に競争力強化を図る

　古河電気工業株式会社と住友電気工業株式会社は31日、両社のアンテナ関連事業を共同出資会社に統合することで基本合意に達したと発表した。

　放送用送信アンテナ市場での競争力強化をはかり、両社のアンテナ関連事業を統合し、合理化・効率化を推進する。出資比率は折半出資で、人員は100名程度。2004年4年をめどに共同出資会社の営業を開始し、年間売り上げ100億円を目指す。

　特に2003年より開始される地上デジタ放送では、親局や全国の中継局において、2010年までに大規模な投資が計画されており、設備の新規需要が見込まれた。こうした需要を見越した機器の低価格化も進んでおり、両社ではより一層の効率化、安定した事業基盤確立/拡大を図るために統合を決定したとしている。

□古河電工のホームページ
http://www.furukawa.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.furukawa.co.jp/what/antenna030731.htm
□住友電工のホームページ
http://www.sei.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sei.co.jp/news/press/03/prs298_s.html

(2003年8月1日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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