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8月4日開催 キヤノンは4日、7月29日に発表したDVカメラ「FV M1 KIT」、「IXY DV M2 KIT」、「IXY DV 5 KIT」3機種の記者説明会を開催した。同社が、DVカメラで大々的に発表会や説明会を開催することは珍しく、この3製品にかける意気込みが感じられる。
キヤノン販売株式会社常務取締役コンスーママーケティングカンパニー プレジデント 芦澤光二氏は、デジタルフォト系列の同社の製品について「プリンタ、デジタルカメラ、イメージスキャナでトップシェアを獲得しているが、デジタルビデオカメラは4位に甘んじている。しかし、現在のシェアは7%で上昇傾向にある」と説明。また、米国、ドイツ、イタリアでは、DVカメラのシェアはトップであるという。
これからは国内の陣に本格的に参戦。シェアを20%まで伸ばし、三国志時代(ソニー、松下、キヤノン)を目指す。「DVカメラ市場でも3強に入り、オリンピックに例えるならメダルを獲りたい」と話す。 国内のDV市場について、「2003年の春商戦は横型コンパクト旋風だったが、2003年秋以降は『2 in 1』(DV + デジタルカメラ)の大きな流れがくる」と予測。この流れが、デジタルカメラでシェアトップのキヤノンにとって、最大のチャンスになるという。「カメラ68年の歴史、70,000件に及ぶ光学中心のパテントなど、キヤノンの強みは多い。キヤノンのDNAがDVCに移植される」と、キヤノンの強みを強調した。
そうした市場の流れの中、新マーケティングワードを「写真DV」に決定。全国どこの販売店へも出向き、写真DVのセールスポイントを語る「辻説法」を1万回を目標に行なう。販売力を強化したことで、「いい商品であれば、今までの2倍の店舗に並べられるようになった」という。広告も、インクジェットやデジタルカメラと同規模で行なうとしており、同社の戦略商品に位置づけられる。
同社の営業力の強さとして、2000年1月時点ではトップのE社に約2倍の差をつけられていたが、2003年5月に逆転した、インクジェットプリンタを例に出して、「我々は非常に執念深いメーカーである。DVカメラでも2003年中にシェア2桁を達成し、3強入りを目指すと」と説明。「(しつこく、ふたたび)ビデオ本気宣言」を行なった。
また、キヤノン株式会社イメージコミュニケーション事業本部 副事業本部長 国吉孝氏は、今回の商品について、「今回は記憶色重視。感動を呼べる画質になった」と述べ、「究極のパーソナルDVC」として、商品力にも自信を見せた。
□キヤノンのホームページ (2003年8月4日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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