ソニー、「SonicStage Mastering Studio」をアップデート －アナログ録音の曲情報を取得できる「MoodLogic」に対応

　ソニーは、「SonicStage Mastering Studio Ver.1.0」のアップデータを公開した。今回のアップデートにより、波形解析による曲情報取得サービス「MoodLogic」が利用可能になる。

SonicStage Mastering Studio

　対象機種は、SonicStage Mastering Studio Ver.1.0がプリインストールされているバイオ。ファイルサイズは5.07MBとなっている。

　MoodLogicは、曲の波形を音を元に、曲名やアルバム名、アーティスト名などを取得するサービス。音楽CDのTOCを利用するCDDBと異なり、CDからリッピングしたデータだけでなく、アナログで録音した曲でも判別できるのが特徴。

　実際にアップデートすると、バージョンナンバーは1.1.00.07230となり、設定メニューの中に、「自動曲情報を取得する」というチェックボックスが追加された。チェックすると、MoodLogicサービス(無料トライアル版)への登録作業が始まる。

　登録時には、スクリーンネーム、パスワード、メールアドレスを入力する。スクリーンネームとパスワードは、このタイミングでユーザーが任意に決定できる。登録後、MoodLogicから送信されてきたメールには、フルバージョンへのアップグレードは19.95ドルと記述されていた。

アップデート後、設定メニューの自動編集機能に「自動曲情報取得機能」の項目を確認	チェックを入れると録音後、自動的に曲情報を検索する	手動で検索することや、取得後に変更することも可能

　そのほか、以下の問題が解決する。

• USBオーディオデバイス(EDIROL UA-5)で録音すると、音飛びが発生する
• PCV-RZ*2、PCG-TR1*でLINE IN、またはMICから録音すると、録音データに無音が挿入される
• エフェクト画面を開く時にソフトウェアが異常終了する
• ステップ2の曲リスト画面でShiftを押しながら右クリックを行うと、ソフトウェアが異常終了する
• CD-R/RWディスクに書き込み後、続けてCD-R/RWディスクをセットすると認識されない
• SonicStage Mastering Studioで作成したプレイリストフォルダがSonicStageのデータベースにあるとき、VAIO Mediaの曲一覧画面で[戻る]ボタンを押してもプレイリスト一覧に戻れない
• CD-R/RWディスクへの書き込み中にキャンセルすると、ドライブを使用するほかのソフトウェアでドライブを認識できない
• プチノイズ除去をかけると音が割れる(デジオン製のモジュール修正による解決)

(2003年8月7日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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