マランツ、ステレオ専用SACDプレーヤー「SA8400」 －回路高速化技術「Absolute SA Technology」搭載

9月上旬発売 標準価格：9万円 連絡先：お客様ご相談センター 　　　　　Tel.03-3719-3481

　マランツ株式会社は、SACDプレーヤー「SA8400」を9月上旬より発売する。価格は9万円。

　「SA8400」は、ステレオ再生専用のSACDプレーヤーで、マルチチャンネル再生には対応しない。独自の回路高速化技術「Absolute SA Technology」による徹底したローノイズ、低インピーダンス化をはかり、オーディオ出力回路は同社オリジナルの「HDAM(高速電圧増幅回路)」を利用した電流帰還型。前段のフィルターアンプには、ディスクリート構成のハイスピードアンプを採用する。広帯域、ハイスピード再生を実現している。

　DACは上位機SA-14ver.2などに搭載しているシーラスロジック製の「CS4397」を搭載。SACDだけでなく、CDでもヌケの良いクリアなサウンドを実現するという。オーディオ専用のメカモジュールを新開発し、サーボ、デコーダ基板はガラスエポキシ材の4層基板を採用。パーツレイアウト/回路パターンを考慮し、シールドすることでボックス構造とし、筐体内部へのノイズを遮断した。

背面

　カスタム品の電源ブロックケミコンや、OFC巻線仕様の大型EIコアトランスを採用、DAC/オーディオ回路などにそれぞれ専用の電源回路を搭載し干渉を排除するなど、部品、シャーシ構造などさまざまな観点より高音質化に配慮。ヘッドフォンアンプも独立構成とした。

　再生周波数単位は2Hz～100kHz(SACD)/2Hz～20kHz(CD)、周波数特性は2Hz～50kHz(SACD)/2Hz～20kHz(CD)、ダイナミックレンジは114dB(SACD)/100dB以上(CD)。なお、SACDテキストには対応しているが、CDテキストはサポートしていない。

　出力端子は、アナログ出力×1、光デジタル/同軸デジタル出力 各×1(CD専用)、ヘッドフォン出力を装備する。リモートコントロール端子も備えている。ACケーブルは着脱式。消費電力は20W、外形寸法は440×335×113mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.5kg。リモコンも付属する。

SA8400の基板	新開発のメカ部

□マランツのホームページ
(8月22日現在この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.marantz.co.jp/

(2003年8月22日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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