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TSUTAYA、現在の会員証を2004年4月から全店舗で利用可能に
-ローソン、ENEOSでも貯まる新ポイントサービスも開始


9月18日発表


 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)は18日、同社が展開する「TSUTAYA」チェーンにおいて、2004年4月から1枚の会員証で全店利用可能になる会員証のバージョンアップ計画を明らかにした。

 これまでTSUTAYAの会員証は、入会した店舗でのみ利用可能だった。しかし、2004年4月からは全国の店舗で同じ会員証が利用できるようになる。

 また、同会員証には、現在TSUTAYAで商品を購入したり、レンタルするごとに一定のポイントが貯まっていくが、2004年4月からこのポイント制度が「T(ティー)ポイント」という名称になり、仕様も大幅に変更される。

 まず、2003年10月1日から、TSUTAYA以外の店舗でも「Tポイント」を貯めることが可能になる。具体的には、コンビニエンスストアの「ローソン」約7,700店舗と、約12,000カ所の「ENEOS」サービスステーションで、会計の際にTSUTAYAの会員証を提示すると「T(ティー)ポイント」が付与される。

コンビニの「ローソン」と、サービスステーションの「ENEOS」で、TSUTAYAの「Tポイント」が貯まる

 ローソンでのポイント付与率は、利用金額100円につき1ポイント、さらに買い物1回(レシート1枚)につき1ポイントとなっており、例えば500円の買い物をした場合、6ポイントが付与される。

 ENEOSでは、100円につき1ポイント。さらに、2004年4月利用分以降は、アプラスクレジット機能付きTSUTAYA会員証(TSUTAYA Wカード)で決済を行なった場合、上記に加え、200円につき1ポイントが追加される。

 ただし、愛媛県の1部の店舗と、高知の全店舗の会員証では10月1日時点ではローソン、ENEOSでのTポイント付与は行なえない。さらに、ENEOS約12,000店舗のうち4,000店舗では、TSUTAYA WカードのみTポイントの付与を行なうなどの例外もある。

 なお、現在貯まっているポイントは、2004年4月を過ぎると自動的にTポイントに変換される。また、Tポイントサービス開始に伴い、TSUTAYA店舗でのポイント付与率や、ポイントの利用方法も変わる。具体的な付与率は以下の通り。

【100円あたりのポイント付与率】
  現在の付与率 2004年4月以降
レンタル 3 2
CD、DVD、VHSの購入時 3 1
ゲームソフト・書籍の購入時 1 1
中古ソフトの購入・買取 1

 現在のポイント利用方法は、500ポイント貯まると500円分の割引券がもらえるというものだが、2004年4月以降は割引券の発券条件が300ポイントに引き下げられ、300円分の割引券がもらえるようになる。なお、割引券の使用条件は現在と同じで、レンタルやDVD、CD、VHSソフトなどの購入時に利用できるが、書籍などの購入には使用できない。

 また、Tポイントは店頭だけでなく、通販サイトの「TSUTAYA online」や、ローソン店内の「ロッピー端末」でも利用可能になる。

 会員証を全店舗で使えるようにした理由について同社では、「利用者から多数の要望を受けたため」と説明している。また、ポイントアライアンスに「ローソン」と「ENEOS」を選んだのは、「20代の会員が週に4回コンビニを利用し、85%の利用客が来店に車を利用しているため」(同社)だという。なお、TSUTAYAの会員は2003年8月末現在、1,821万人。

□カルチュア・コンビニエンス・クラブのホームページ
http://www.ccc.co.jp/
□ニュースリリース (PDF)
http://www.ccc.co.jp/mass/mass2/pdf/20030918_cardkyoutuuka.pdf
□ニュースリリース (ローソン)
http://www.lawson.co.jp/b_lawson/newsrelease/newsview/news_cprev.htm?serial=700
□ニュースリリース (ENEOS)
http://info.eneos.co.jp/press/2003_2004/e71_pr_20030918_02.html

(2003年9月19日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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