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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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加ATI Techonologiesと米NVIDIAは、サンフランシスコ市内で開催されたWindows XP Media Center Edition 2004(以下MCE2004)のローンチイベントにて、独自設計のハードウェアMPEGエンコーダ付きTVチューナカードを発表した。それぞれ、Windows XP MCE2004システムに対応したもので、Windows XP MCE2004搭載PCにOEM供給されるものとなる。 一般ユーザー向けの小売りは現在のところ予定されていないが、バルク品として出回る可能性はある。ただし、自作PCなどでWindows XP MCE2004が動作するわけではない(Windows XP MCE2004もOEM供給のみ)。 ・ATI eHOME WONDER
ATIの「eHOME Wonder」は、製品名から同社のキャプチャ機能一体型ビデオカード「ALL-IN-WONDER」を連想させるが、3Dグラフィック機能はなく、純粋にTVチューナ機能とハードウェアMPEGエンコーダ機能を提供するPCIカードとなっている。 ハードウエアMPEGエンコーダチップはCONEXANT「CX23416」、テレビチューナはフィリップス製「1236MK3」を採用。 カード単体の販売の予定はないが、OEMメーカーには50~60ドルの追加コストでTV録画パソコンを構成できるオプショナルパーツとして訴求していくという。 また、これまで販売してきたALL-IN-WONDERをWindows XP MCE2004システムに対応させたことも明らかにした。つまり、PCベンダでは、ALL-IN-WONDERを組み込んだWindows XP MCE2004搭載PCを販売することが可能になる。 こちらのシステムでは、MPEGエンコード処理はピクセルシェーダのアシストの元にCPUベースでソフトウェアエンコードする仕組みを採用する。実用的な活用を前提とした場合、Pentium 4 2.4C GHz以上のCPUが必要になるとのことだ。 ・NVIDIA MCE TV PCI TUNER CARD
NVIDIAが発表した「MCE TV PCI tuner Card」も、TVチューナ機能とハードウェアMPEGエンコーダ機能を提供するPCIカード。 ハードウェアMPEGエンコーダとしてLSI Logic製の「DVxplore」を採用し、TVチューナユニットは現時点では非公開。なお、同社のGPUシリーズGeForceFXシリーズや統合チップセットnForceシリーズと組み合わせることが可能になっている。 NVIDIAもPersonal CinemaというソフトウェアMPEGエンコードシステムを提供しているが、こちらはWindows XP MCE2004システムへの対応は行われていない。NVIDIAとしては、Windows XP MCE2004システムはハードウェアMPEGエンコードのソリューションを推進していく方針をとる。 □ATIのホームページ(英文) (2003年10月2日) [Reported by トライゼット西川善司]
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