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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本ビクター株式会社は、ワイド液晶テレビの新製品として、32V型の「LT-32LA4」、23V型の「LT-23LA4」、17V型の「LT-17LA4」を12月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ45万円前後、23万円前後、12万円前後と見られる。愛称は「EXE(エグゼ)」。
■ LT-32LA4
高画質化機能「DET」を液晶テレビ用に最適化して搭載。デジタルダイレクト方式の採用や、解像度に合わせた補間や変換を行なうことで、「様々な信号を高精細に表示する」としている。また、中間色を独立して調整できる「DCC(DET Color Creation)」も搭載する。ただし、搭載するDETは同時発表のプラズマテレビ「DH4シリーズ」とは異なり、「新DET」ではない。 さらに、シュートレス回路とエンハンサ回路を組み合わせた「DSD(Digital Super Detail)」回路も装備している。シュート幅とエッジの角度を独立して調整するため、質感を維持したまま鮮鋭感ある映像が得られるという。動きぼけについては、オーバードライブ回路を設けることで対処した。 ディスプレイ下に独自の「オブリコーンスピーカー」を搭載。同社のスピーカー「SXシリーズ」に採用済みの技術で、偏芯させたボイスコイルが特徴。LT-32LA4では、上方に向けて偏芯しているため、セリフなどの音声が画面上に定位するという。また、セリフやボーカルを明瞭にするというBBE回路も搭載する。 そのほか、CATVなどの左ゴーストにも対応した「第3世代デジタルワイドGRT」、部屋の明るさの変化を感知して画面の明るさを自動調整する「E.E.センサー」などを装備。内蔵チューナはCATVのC13~C38に対応する。
D4入力×1、コンポーネント入力×1、S映像入力×2、コンポジット入力×3を搭載。ヘッドフォン端子やモニター出力端子も備えている。スタンドは上方10度、下方5度のチルトと、左右20度のスイーベル(手動)が可能。
■ LT-23LA4/17LA4 両機種ともパネル解像度は1,280×768ドット。32LA4同様、DETやDCCを搭載し、パーソナルユース向けに提案する。パネル輝度は、23LA4が500cd/m2、17LA4が450cd/m2。 パネル以外での32LA4との違いは、PC入力(アナログRGB)を備えること。PC画像にテレビ画像を小画面表示するPinP機能も利用できる。 また、32LA4ではD4だったD入力がD2入力となり、コンポーネント入力は省略。GRT回路は23LA4のみ搭載し、17LA4では非搭載。なお、23LA4、17LA4ともC63までの受信が行なえる。
また、8月発売の26V型液晶テレビ「LT-26LC4」が好調なため、シルバーモデルの「LT-26LC41」を11月に追加投入する。「26型液晶テレビの希望カラー」を聞いた同社のアンケートによると、メタリックシルバーが最も支持され、全体の38%を占めたという。ちなみに、発売済みの26LC4のカラー(メタリックブラック)の支持率は25%で2位。3位はダークブルーメタリックの18%となっている。 これまで、同社の液晶テレビは26V型しかなかったが、今回の発表でカラーバリエーションを含め計7機種のラインナップとなった。32V型までを液晶テレビ、それ以上のサイズをプラズマテレビで展開。26型以上のフラットテレビ市場のシェアで20%以上を目指すという。なお、従来取り扱っていた35V型プラズマテレビはラインナップからなくなった。 デジタルチューナ非搭載の理由としては、DH4シリーズとの差別化のほかに、「アナログ停波が予定される2011年には、CATVの加入者数が最大2,300万世帯になる。そのうち半数の1,150万世帯がCATVのデジタルSTB経由で地上デジタル放送を視聴する。地上デジタルチューナを内蔵せず、売価を抑えたラインナップも今後必要になるのでは」(同社)との見解を示した。
□ビクターのホームページ (2003年10月2日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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