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中国貴州省に本社を置くHDDメーカーGS Magicstor社は6日、都内で会見を開き、1インチHDDなどを中心とした、同社製品の日本での販売開始を発表した。代理店は都築電産株式会社、豊田通商株式会社、日商エレクトロニクス株式会社が担当し、日本のOEM市場や一般市場への出荷を開始する。
同社のCF Type II対応の1インチHDDは、容量2.2GBの「1022C」と、2.4GBの「1024C」が既に発売されており、日本でも1024CがOEM用に、輸入品の1022Cが秋葉原などでデジタルカメラ用として販売されている。1022Cの回転速度は4,200rpmで、内部転送速度は52.4~99.6Mbps。実効外部転送速度は3.3~6.5MB/秒。
マーケティング・販売総責任者のDavid Wu副社長は、「現在の最大容量は2.4GBだが、容量を倍増した4.8GBの1インチHDD“1048C”の出荷を年内に開始する」と発表。その後のロードマップとしては、2004年第3四半期に7~8.4GB、2005年第1四半期に10GB、2005年第3四半期に16~20GBのモデルをリリースするという。
なお、4.8GBモデルの価格について、Wu副社長は「詳しい価格はまだ提示できないが、他社の4GBドライブよりも低価格なものになるだろう」と述べた。 さらに、MP3ファイルやMPEG-4動画ファイルの記録/再生に適したAV用の1インチHDDとして、容量2GBの「1020AV」の開発を表明。従来製品よりもECC(Error Checking and Correcting)の機能を簡略化しており、視覚・聴覚上問題のないレベルのエラーをスキップすることで、データ記録の流れを保持し、スムーズな音声、動画ファイルの再生/記録に対応したという。 なお、同社はCF Type II対応HDDのほかにも、USBやATAインターフェイス対応モデルも製作している。1.8インチHDDの開発も開始しており、2004年2月、あるいは3月に30GBモデルを発売し、20/40GBモデルも順次投入していくという。
Wu副社長は「2004年にCFサイズHDDでシェア10%、2005年にUSBストレージで5%のシェアを獲得し、独立したHDDメーカーとして中国ナンバーワンを目指す」と今後の目標を掲げ、生産ラインの増強計画などを明らかにした。
生産能力として、1インチのHDDを2003年内全体で50万台。2004年内に月産50万台を目指すという。さらに、1.8インチのドライブも専用ラインを建設中で、生産開始当初は月産20~30万台、最終的には月産300万台を予定しているという。
□GS Magicstorのホームページ(英文)
(2003年10月6日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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