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◇ 最新ニュース ◇
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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ビー・ビー・ケーブル株式会社は17日、ADSL回線でテレビサービスを行なう「BBケーブルTV」の進捗説明会を開催。今後の放送内容や、地上波デジタル放送の再送信の計画などについて解説した。 BBケーブルTVは、ソフトバンクBBが提供するYahoo! BBのADSL回線を利用し、テレビ放送やVOD(Video On Demand)サービスを行なっている。視聴にはYahoo! BBとの契約に加え、専用のSTBが必要。ADSLモデムにSTBを接続し、約2～4Mbpsの帯域で映像を受信する。映像フォーマットはMPEG-2。DVDと同じ感覚で早送りや巻戻し、一時停止/再生なども行なえる。 同社は2002年12月に、東京23区内で試験的にサービスを開始。3月12日に23区内で本サービスをスタートし、7月から課金を開始した。その後、サービス提供エリアも1都3県（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県）へと拡大している。
11月現在、20世紀フォックスや、日本ヘラルド、MGM、角川書店、タツノコプロダクション、ポニーキャニオンなど、計54社のコンテンツホルダーとライセンス契約を結び、コンテンツを拡充に努めている。 例えば、11月末時のVODサービス対応タイトル数は約1,600タイトルに対し、12月末には2,000タイトルへ増加。チャンネル数も増え、11月18日から「ディズニー・チャンネル」が、12月からは「CNN」と「ザ・ゴルフチャンネル」のが放送が開始され、全20チャンネル体制になる。
また、システム面では、11月24日からYahoo! BBの26Mサービス加入者のサービス受付を開始。さらに、VODコンテンツ購入時に番組ガイド誌に記載されたコードを入力するとダイレクトで目的のコンテンツに辿り着ける機能の追加を考えているという。さらに、画面デザインの改良、リモコンのレスポンス向上なども検討している。
なお、本格的なサービスが始まったばかりということもあり、現在の加入者などの具体的な数値は明らかにされなかった。しかし、現在1日当たり数百件の受注があり、「将来的には月間十数万と言われるYahoo! BB新規加入者の2～3割程度を目標にしたいと(同社)」いう。
サービスの月額基本使用料金は2,500円。内訳はベーシックチャンネルサービスの利用料が2,000円、STBのレンタル費用と番組ガイド誌の費用が500円。これに加えてYahoo! BBの利用料が必要となり、合計金額は、東日本の場合、8Mプランで5,638円、12Mプランで6,038円、26Mプランで6,338円。なお、初回のみ加入契約料として別途9,800円が必要となる。
■ 地上デジタル放送の再送信は「当たり前のサービス」
地上デジタル放送の再送信について、取締役の楜澤悟氏は「電波塔を建てて送信するだけでは、誰もが視聴できるわけではない。地上アナログ放送の難視聴地域の対策として発展してきたCATVのように、デジタル放送でも再送信インフラは必要」と述べた。 さらに、IPベースで再送信する利点として「CATVをデジタル化するコストは莫大だが、最初からデジタル化されているブロードバンドメディアは柔軟に対応できる。再送信インフラとして通用するはずだ」(楜澤氏)とし、地上デジタル放送の再送信を前向きに検討していることを明らかにした。 再送信に関する詳しい時期などは未定。具体的な動きとしても「関係省庁や民放連、NHKとの話し合いを開始したところ」(同氏)だという。しかし「地上波(デジタル・アナログ)の再送信は、それ自体で商売をどうこうというよりも、あって当たり前のサービスだと考えている。再送信をベースにしながら、将来的には独自のコンテンツの魅力で勝負していくという状況になるかもしれない」と述べ、再送信サービス実現への意気込みを示した。 再送信の実現に向け、同社では低いビットレートでもHD映像並みの画質を実現するという新コーデックの研究・開発も進めているという。
(2003年11月17日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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