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長瀬産業株式会社のTRANSTECHNOLOGYプロジェクトは、Ethernet搭載のDivX対応DVDプレーヤー「DVX-500」を12月20日より、直販サイト「DVDirect」で発売する。直販価格は22,800円で、予約受付は既に開始されている。
DVX-500は、Ethenet端子を搭載したDVDプレーヤーで、DivXやXviDなどの高圧縮フォーマットの再生に対応する。再生可能なDVDメディアは、DVD-R/RW、DVD+R/RW、DVD-ROM、CD-R/RWなど。 通常のDVDプレーヤーとして利用できるほか、パソコンに専用のサーバーソフト「TransGear Media Server」をインストールすることで、PC上のメディアファイルも再生可能になる。Media Serverの対応OSはWindows Me/2000/XP。 再生モードとして、プレーヤーのDVDドライブを利用して再生を行なう「ディスクモード」と、Ethernet経由でパソコン上のファイルを再生する「ネットワークモード」が用意されており、ネットワークモードで、PC上のファイルを視聴する。
対応するメディアファイルはMPEG-1/2のほか、DivX(3.11/4.x/5.x)、XviDなど。オーディオはMP3、WMA8/9、OggVorbis、WAV、JPEGなど。ネットワークモードでは、Media Server上のメディアファイルから、タイプ別にアクセス可能となっており、「映像」、「音楽」、「写真」、「iラジオ」(インターネットラジオ)から利用したいコンテンツを指定して、再生できる。
DVDプレーヤーとしてはプログレッシブ再生に対応。100BASE-TX Ethernetのほか、コンポーネント出力、S映像出力、コンポジット出力、光デジタル出力、同軸デジタル出力、アナログ音声出力を装備する。 また、IEEE 802.11g対応の無線LANブリッジアダプタ「WLAN-AP/B」を12月末に7,980円で発売予定。同製品を利用することで無線LAN環境でもDVX-500を利用可能となる。IEEE 802.11bより高速なIEEE 802.11gを採用したことで、DivXなどの低ビットレートな映像だけでなく、10Mbpsを超えるような高ビットレートのMPEG-2でも再生できるという。
DVX-500のフロントパネルには、ミラータイプのデザインを採用。外形寸法は420×265×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.7kg。リモコンが付属する。 なお、DVX-500の発表にあわせて、同社が従来販売していたDivX対応DVDプレーヤー「DVX-200」の価格改定も行なわれた。新価格は2,000円値下げの17,800円。
発表会では、TRANSTECHNOLOGY PROJECT統括次長の平塚浩氏が製品の概要を説明した。「今DVDレコーダを買って後悔しないか?」と切り出し、HDD容量の増加や、DVDの記録倍速の向上により性能の陳腐化が見込まれるほか、ネットワークの対応や、DivXなどの多用なメディアファイルへの対応などが遅れていることに言及。「記録型DVDドライブを備えたパソコンがあれば、DVDレコーダは不要」とした。 DVDレコーダに変わるものとして、同時発売のテレビキャプチャカード「TRANSGEAR 500TV」など利用してパソコンでテレビ録画した番組を、DVX-500で視聴するよう提案。「DVX-500では音楽、静止画など、パソコン上の多くのメディアファイルを管理できるため、パソコンと組合わせることで、ビデオサーバーだけでなくフォト/オーディオサーバーとしても利用できる」と強調した。
なお、DivX Networkの「DivX Compatible」認定を取得しているほか、DivX 3.11などのサポートも保証する上位の再生互換性認証「DivX Certified」に基づいたハードウェア設計を行なっている。今後ファームウェアのアップデートにより、「DivX Certified」準拠となる見込みという。 DVX-500と同様の機能を持った製品は、アイ・オー・データ機器の「AVeL LinkPlayer」があるが、LinkPlayerの標準価格29,800円と比較すると、DVX-500は22,800円とより安価になっている。低価格の理由については、「基本的に直販のみで、中間マージンを省いているためこの価格が実現できた(平塚氏)」と説明した。
□TRANSTECHNOLOGYのホームページ (2003年11月20日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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