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日本TI、90nmプロセス採用の1GHz DSPをサンプル出荷
-Windows Media 9 エンコーダ/デコーダの認証を初取得


1月20日発表


 日本テキサス・インスツルメンツは、世界初の1GHz動作のDSP「TMS320C64x」シリーズのサンプル出荷を開始したと発表した。

 周辺回路の違いで「C6414T」、「C6415T」、「C6416T」の3製品が用意され、10,000個ロット時のサンプル価格は1GHz動作の「C6414T」が189ドルとなっている。

 90nm製造プロセスを採用したDSPで、1GHzのほか720MHzのDSPも製造される。ビデオ/イメージング関連アプリケーションでは、8bitデータで8GigaMAC(1GigaMAC=秒間10億回の積和演算)の性能、音声/オーディオアプリケーションでは16bitデータで4GigaMACの性能を実現したという。

 1GHz DSPでは、最大8チャンネルまでの、D1(720×480ドット)解像度のMPEG-2ビデオデータのリアルタイム転送が可能となる。ワイヤレスアプリケーションにおいては、55チャンネルのGSM AMR音声コーディングの処理が行なえるという。

 また、「TMS320C64xシリーズ」では、Windows Media 9のビデオ(WMV9)/オーディオ(WMA9)のリアルタイムエンコード/デコードに対応する。同チップはMicrosoftのWMV9/WMA9のリアルタイムエンコーダ/デコーダの認定を取得した初めての製品となっている。

□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース(Windows Media 9)
http://www.tij.co.jp/news/sc/2004/scj_04_007.htm
□ニュースリリース(TMS320C64xシリーズ)
http://www.tij.co.jp/news/sc/2004/scj_04_006.htm
□関連記事
【2003年6月26日】日本TI、Windows Media 9ハードウェアエンコード対応DSP
-リアルタイムで4系統のD1ビデオデコードに対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030626/ti.htm

(2004年1月20日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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