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カノープス、連結業績予想を27%下方修正
-「新製品に柱がなく、在庫品の原価率も上昇」


2月6日発表


 カノープス株式会社は6日、2004年2月期の連結業績予想を27%下方修正すると発表した。売上高は100億円から73億円に減少し、経常損益は11億8,000万円の赤字になる見込み。上期でも下方修正を発表しており、今期の修正は2度目となる。

開発を集中したハイビジョン編集システム「HDWS-1000」も2月中旬に発売が延期された

 売上不振について同社は「投入した新製品の中で売上を牽引する柱がなかった」ことを挙げている。開発資源を集中したというHD編集システムも発売が2月中旬になるため、当期の業績に寄与しない。

 また、既存製品では数量ベースは前年を上回ったものの、市場価格の下落により、金額ベースで減少。海外市場においても、円高が販売価格の低下を招いた。利益率の低下と在庫品のリメイクによるコストが発生し、原価率も上昇した。

 一方、販管費については、コスト削減により減少したものの、2003年4月に完成した新研究開発棟の減価償却費や租税公課が加わることで、前年度を大きく超過する見込み。

 同社は下期において、新プロジェクト推進本部の設置、新ジャンルの新製品開発、採用の凍結、海外スタッフの増強などの施策を行なった。来期は、独立していた開発本部と営業本部を一体化し、製品グループごとの事業本部を設立、利益責任単位制に移行する。また、「今後成長が見込まれるハイビジョン編集システムを立ち上げ、収益の柱に育てる」としている。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/ir/16-2amendment2.pdf
□関連記事
【2003年8月6日】カノープス、MTVなどの不振により業績予想を大幅下方修正
-売上高予測が40%減で、赤字転落へ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030806/canopus.htm

(2004年2月9日)

[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]


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