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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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バイ・デザイン株式会社は、低価格とデザインを重視した40/30/22V型液晶テレビを3月下旬に発売する。直販価格は、40V型の「d4032GJ」が549,800円、30V型の「d3032GJ」が269,800円、22V型の「d2232GJ」が159,800円。 同時に、プログレッシブDVDプレーヤー「d:1070」も発売。直販価格は7,980円となっている。
■ d4032GJ
パネル解像度1,280×768ドットの40V型液晶テレビ。コントラスト比600:1、視野角は上下左右170度。応答速度は22ms。左右スピーカーは着脱可能となっている。SRSバーチャルサラウンド機能も搭載する。 「Mediabox」と呼ぶ外付け型のチューナ部を採用し、Mediaboxはディスプレイ背面に取り付けることも可能。縦置き用のスタンドも付属する。Mediaboxに地上アナログおよびBSアナログチューナを搭載し、地上デジタル放送は受信できない。 MediaboxにPCカードスロットを装備し、メモリーカード内の静止画表示に対応する。映像入力は、コンポーネント×1系統、D4×2系統、S映像×1系統、コンポジット×2系統、アナログRGB×1系統。アナログ音声入力は6系統を装備。コンポジット出力によるモニターアウトやヘッドフォン端子も1系統備えている。テレビ放送とパソコン画面の組み合わせなど、PinP機能も利用できる ディスプレイにはアルミ外装やアクリルパネルを採用。ディスプレイの外形寸法は、1,202×250×710mm(幅×奥行き×高さ)、重量は40kg(共にスタンド含む)。Mediaboxも金属外装となっており、Mediabox用のACアダプタやリモコンが付属する 今年中には地上デジタルチューナ内蔵のMediaboxを発売する予定。ユーザーが現行のMediaboxと取り替えることで、地上デジタル放送の視聴が可能になるという。
■ d3032GJ
40V型と同じ1,280×768ドットのパネルを採用した30V型の液晶テレビ。コントラスト比は500:1、視野角は上下左右170度。応答速度は25ms。Mediaboxは共通で、機能や入力系統は40V型と同等。 外形寸法は939×220×537mm(幅×奥行き×高さ)、重量は19kg(共にスタンド含む)。40V型と同じく、スピーカーは取り外し可能となっている。
■ d2232GJ
パネル解像度1,280×720ドットの20V型のワイド液晶テレビ。上位モデルの40/30V型とは異なり、チューナ部はディスプレイ部と一体化している。コントラスト比は600:1、視野角は上下左右170度。応答速度は22ms。 チューナは地上アナログ対応、BSアナログ放送に対応。PCカードスロットも備え、メモリーカード内の静止画表示に対応する。スピーカーの取り外しも可能で、SRSバーチャルサラウンド機能、PinP機能も上位機種から継承している。 入力端子の系統数も40/30V型と共通。外形寸法は776×280×431mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.5kg(共にスタンド含む)となっている。
■ d:1070
54MHz/12bitのDAコンバータを採用するプログレッシブDVDプレーヤー。アルミパネルやアクリルパネルを採用し、デザインにこだわったという。DVDビデオ、音楽CD、CD-R/RW(MP3可)、ビデオCDの再生に対応する。 背面にコンポーネント、D2、S映像、コンポジット、同軸デジタル、光デジタルの各出力を1系統ずつ搭載。アナログ音声出力は2系統搭載している。 外形寸法は440×305×88mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kg。
都内で開かれた発表会には飯塚克美社長が出席し、販売戦略などを解説した。 同社は元デルコンピュータおよびアキア社長の飯塚氏が2003年6月に設立。今回の製品が初めてのビジネスとなる。工場を持たず、企画・デザインのみを行なうファブレスビジネスを徹底するとし、組み立ては中国のセットメーカーXoceco(ソーセーコ)が担当。パネルは国内および台湾から調達する。
まずは米国市場を主体に活動し、販売は全米で展開中の大手チェーン、Costcoでの販売をすでに取り付けているという。現地ではbyd:sign USAがビジネスを担当する。サービスについては、現地サービス会社と契約。製品企画だけをドメインとする方針を貫く。 そのほか、CompUSA、Amazon、TweeterでのWeb販売も行なう。国内ではノジマの全店とコストコホールセール3店で販売する。ノジマでは全製品、コストコでは2製品を扱う予定。ノジマの三枝達実取締役専務は「地上デジタルチューナを必要としないCATVユーザーにアピールできる。専門店として色々な機種が選べるようになるのも重要。デザイン性と高画質が日本のお客様にも認められるのでは」と語った。 また、eでじ、PC-SuccessでのWeb販売も行なう。ただし、あくまでも米国でのビジネスが主体で、国内では2004年に1万台ほどの販売を見込んでいる。「日本は一番厳しいマーケット。トップメーカーがひしめいている。ボリュームは米国で、国内では限定した販売にとどめる。大きな利益は考えていない」(飯塚社長)と話す。なお、欧州ではプライベートブランドなどに向けたOEMビジネスを展開する。 発表会で飯塚社長は「デル時代、マイケル・デルと『このモデル(直販スタイル)を使って、PCだけでなく、色んなもの売れる』と語り合ったことがある。いまやデルがテレビに参入する時代になった。'96年にアキアで12インチの液晶モニターを18万円で売り出し、日経新聞に1面広告を打ち、液晶元年などといわれた」と昔を偲んだ。 主力製品に液晶テレビを選んだことについて、「大型テレビは液晶が勝つ。まず寿命が長く、現在ではバックライトの寿命は5万時間。当面、40型以上はプラズマが優位だが、長い目で見ると液晶が勝つ」と説明。また、米国で一定の市場を築いているリアプロジェクションテレビに対しては、「価格低下で液晶テレビへの置き換えが進む」としている。 http://bydsign.com/ (2004年2月16日) [AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]
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